研究課題/領域番号 |
14J06649
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
浦西 洸介 金沢大学, 医学系研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ES細胞 / Dax1 / Esrrb / Ncoa3 / Gata6 / T |
研究実績の概要 |
マウスES細胞において、核内受容体Dax1はOct3/4を中心とする転写因子ネットワークに属しており、自己複製維持において何等かの役割を果たしていると考えられる。本研究ではES細胞におけるDax1を介した自己複製維持機構の解析を行った。 4HT添加によってDax1遺伝子をノックアウトできるコンディショナルノックアウトES細胞株を樹立し、遺伝子発現を確認したところ、ノックアウト2日では分化マーカーの遺伝子変化は見られなかったが、ノックアウト7日の細胞では内胚葉系マーカーであるGata6とTの発現の上昇が見られた。 申請者は以前、EsrrbとDax1の相互作用を阻害すると内胚葉系マーカー遺伝子の上昇を確認しているため、Dax1のノックアウト時のGata6の発現上昇もEsrrbが何らかの関与をしていると考え、EsrrbのGata6の発現に対する作用を検証した。Gata6のプロモーター領域を用いてLuciferaseレポーターアッセイやChIPアッセイを行ったところ、EsrrbはGata6のプロモーター上にあるEsrrb結合配列に直接結合し、Gata6プロモーターの転写活性を上昇させていることが明らかになった。また、ES細胞において、Esrrbはco-activatorであるNcoa3と相互作用することが知られているため、Gata6プロモーターに対するNcoa3の作用を検証したところ、Ncoa3によってもGata6のプロモーター活性が上昇することが明らかとなった。このNcoa3によるGata6プロモーター活性の上昇は、Esrrbに結合できないDax1の変異体で抑制されたため、Dax1とNcoa3の相互作用を確認したところ、Dax1とNcoa3は直接結合できることが明らかとなった。 以上のことから、Dax1はEsrrbだけではなく、Esrrbのco-activatorであるNcoa3も抑制することによってGata6プロモーターの活性を抑制することによりES細胞の自己複製維持に貢献していることが明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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