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TORC1シグナル伝達経路を介したゼブラフィッシュ尾びれ再生メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 14J06771
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 統合動物科学
研究機関広島大学

研究代表者

廣瀬 健太朗  広島大学, 理学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2014-04-25 – 2016-03-31
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
2,170千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードゼブラフィッシュ / 再生 / mTOR / 甲状腺ホルモン / 尾びれ / TORC1
研究実績の概要

前年度の研究により、TORC1シグナル経路は、再生過程の尾びれで活性化が生じること、TORC1シグナルの阻害は細胞増殖、細胞生存、細胞分化を抑制すること、またTORC1シグナルの活性化は尾びれ再生を中心的にコントロールする因子であるWntとIGFによって生じることを明らかにすることができた。これらの結果より、TORC1シグナル経路が尾びれの再生を中心的に制御する非常に重要なシグナル経路であることを明らかにすることができた。また、この成果は、BMC Developmental biology誌に発表した。
そこで本年度は、この成果を基に、再生を「促進」させるメカニズムに着目し解析を行った。私は、TORC1シグナルが再生を中心的に制御する重要なシグナル経路であることから、このシグナル経路を強制的に活性化することができれば、再生の促進を引き起こすことができるのではないかと予測した。そこで、TORC1シグナルの活性化の目標となるp-S6Kのシグナルを指標に、ドラッグスクリーニングを行い、ゼブラフィッシュ尾びれにおいてTORC1シグナルを過剰に活性化する薬剤の同定を試みた。その結果、甲状腺ホルモンであるTriiodo-L-Thyronine (T3)で処理した際、TORC1シグナルの過剰な活性化が生じることが分かった。そこで、T3処理条件下で尾びれ再生実験を行ったところ、T3処理ゼブラフィッシュの尾びれは、通常の尾びれ再生の速度より早くかつ、拡大された尾びれを再生することが分かった(図)。そこで、私はこのT3による再生メカニズムに興味を持ち、さらなる解析を行ったところ、IGF-TORC1経路がT3による尾びれサイズの拡大に関与していることが分かった。今後は研究を継続し、詳細なメカニズムを明らかにする予定である。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Mechanistic target of rapamycin complex 1 signaling regulates cell proliferation, cell survival, and differentiation in regenerating zebrafish fins.2014

    • 著者名/発表者名
      Hirose K, Shiomi T, Hozumi S, Kikuchi Y.
    • 雑誌名

      BMC Dev Biol.

      巻: 14 号: 1 ページ: 42-42

    • DOI

      10.1186/s12861-014-0042-9

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Mechanistic target of rapamycin complex 1 (mTORC1)はゼブラフィッシュ尾びれ再生に必要である2014

    • 著者名/発表者名
      廣瀬健太朗
    • 学会等名
      第37回 日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2014-11-25 – 2014-11-27
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] ターゲットオブラパマイシン複合体1(TORC1)は、ゼブラフィッシュ尾びれ再生を制御する2014

    • 著者名/発表者名
      廣瀬健太朗
    • 学会等名
      日本動物学会第85回大会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      2014-09-11 – 2014-09-13
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書

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公開日: 2015-01-22   更新日: 2024-03-26  

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