研究課題/領域番号 |
14J06926
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
勇 昂一 京都大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 神経障害性疼痛 / マクロファージ / ミクログリア / アロディニア / 脊髄内浸潤 / 末梢神経障害 / 脊髄 / 骨髄由来細胞 |
研究実績の概要 |
免疫応答は遺伝的多様性により異なり、神経障害性疼痛感受性の個人差を生み出す要因の一つと考えられる。こうした感受性差は、マウス系統間でも認められ、そのメカニズム解明は病態の理解や新規治療標的の発見に繋がると考えられる。 複数の近交系マウスを用いたこれまでの検討から、坐骨神経結紮による神経障害性疼痛の程度はC57BL/6J(B6)が最も強く、C3H/He(C3)が最も弱いこと、また免疫組織学的検討より、C3ではB6に比べ神経損傷後の後根神経節(DRG)での抗炎症性M2フェノタイプのマクロファージが多く、脊髄後角でのミクログリア活性化が弱いことが明らかとなった。次に、骨髄移植によりB6/C3間の骨髄キメラマウスを作製し、各マウス由来マクロファージのDRGへの浸潤/フェノタイプや脊髄ミクログリア活性化と神経障害性疼痛との関連を検討した。その結果、神経損傷後にDRGで認められるマクロファージフェノタイプは、ドナーとなるマウス系統に依存し、神経損傷後早期の神経障害性疼痛と相関すること、一方、神経障害性疼痛慢性期では脊髄ミクログリアの活性化と相関することが明らかになった。さらにマウス系統間のミクログリア応答性を比較したところ、C3由来ミクログリアはB6由来ミクログリアに比べ、特定の炎症性メディエーターに対する応答性が低下していた。またこのメディエーターの髄腔内投与により惹起されるアロディニアはC3では認められなかった。 これらの結果から、DRGマクロファージは神経障害性疼痛の早期の形成に寄与すること、また慢性期の感受性差には脊髄ミクログリア応答性の違いが関与することが示唆される。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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