研究課題/領域番号 |
14J07067
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
幾何学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
河井 公大朗 (2015-2016) 東京大学, 数理科学研究科, 特別研究員(PD)
河井 公太朗 (2014) 東京大学, 大学院数理科学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | associative部分多様体 / G2構造 / Spin(7)構造 / アフィンラグランジュ部分多様体 / アフィンルジャンドル部分多様体 / G2多様体 / coassociative部分多様体 |
研究実績の概要 |
1.associative部分多様体の2次変形の研究 G2構造を持つ7次元多様体の重要な部分多様体のクラスにassociative部分多様体がある。特にG2構造がnearly parallel G2構造のとき、その錘はSpin(7)多様体になりassociative部分多様体はCayley錘部分多様体になる。これは特異点の研究に重要である。 nearly parallel G2構造を持つものの代表例は7次元球面である。その等質associative部分多様体はJ.Lotay氏により分類されている。以前の研究で、A3と呼ばれるもの以外の無限小変形は非障害的であることを示した。A3は他の幾何からは現れないnearly parallel G2幾何特有の対象ゆえ、その変形を捉えるのは難しい。 本年度は、その研究を更に発展させることができた。まず、一般の状況でassociative部分多様体の無限小変形が、2次まで非障害的になるための具体的な必要十分条件を導いた。そしてその応用として、表現論を用いてA3の無限小変形は2次まで非障害的であることを示した。 2. Frolicher-Nijenhuis bracketを用いたG2, Spin(7)多様体の研究 Frolicher-Nijenhuis bracketの導入には、Nijenhuis-Lie微分を用いる。幾何構造が可積分なとき、この2乗は0となりコホモロジーが定義できる。複素多様体の場合には、それはdc 作用素に一致しそのコホモロジーはde Rham コホモロジーに同型である。H.V.Le氏、L.Schwachhofer氏との議論により、G2, Spin(7)多様体の場合にこのコホモロジーを研究し、その構造を決定した。いくつかの場合は通常のコホモロジーに一致し、またあるときは無限次元になることを示した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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