研究課題/領域番号 |
14J07111
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
山下 惠理 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2014年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 障害学 / フィリピン / ろう者 / ろう文化 / deafness / 地域研究 / 手話 / キリスト教 / ろう教育 / 言語教育 |
研究実績の概要 |
本研究は、フィリピンにおけるろう文化形成の独自な過程を、これまでのフィリピン地域研究の枠組みの中で明らかにすることである。 本年度は、フィリピン大学第三世界研究センター(Third World Studies Center: TWSC)に客員研究員として所属し、ろう者に関する文献資料の収集・ろう者グループの参与観察・当事者団体へのインタビューを行った。 TWSCに所属する間に実施した研究発表を通してフィリピン国内外の研究者との意見交換を行ない、本研究に対するフィリピン地域研究全体からの俯瞰的な視点を得ることができた。資料収集に関しては、主にフィリピン大学図書館および国会図書館で行い、アメリカ植民地期のフィリピンにおけるろう者教育や、ろう文化最盛期である60年代のマニラ地域におけるろうコミュニティに関して、先行研究が扱っていない資料を入手することができた。またこうした資料をもとにマニラで60年代に活躍していたろう者アーティストや、若年層ろう者のダンスグループに対してインタビューを行うことで、ろう文化とコミュニティの歴史に関する立体的な把握が可能になった。フィリピンにおけるろう文化の歴史に関する体系的資料収集はまだ行われていないため、このことは当該分野への貢献となるだろう。ろう者との共同生活を通し文献やインタビューでは知りえないフィリピンろう者の生活を観察することができた。そのほかPhilippine National Association of Sign Language Interpreters(PNASLI)に通訳者として参加し現地の通訳者や研究者意見交換ができたことで当該分野の最先端の情報を得ることができた。 これらの研究成果は、2016年7月のフィリピン国際学会(ICOPHIL10)において発表を行うことが決定している。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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