研究課題/領域番号 |
14J07619
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
王 凱 東北大学, 加齢医学研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2015年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | pitch perception / megnetoencephalograpy / Heschl’s gyrus / planum temporale / missing fundamental / magnetoencephalography / lateralization / functional asymmetry |
研究実績の概要 |
大脳において、音のピッチを認知処理する「ピッチ処理センター」は、聴覚皮質のヘシュル回(Heschl’s gyrus)および側頭平面(planum temporale)に存在することが報告されている。しかし、ピッチ処理が、大脳半球の左右どちらで優位に行われているのかは、諸説あり、いまだに明らかになっていない。心理音声学の研究では、健常人は、音を認知する際に、音のファンダメンタルの認知能力が強い被験者、ハーモニクス成分の認知能力が強い被験者、あるいはどちらにも属さない者に分類できるとしている。すなわち、音の聞き取り能力が異なる二つのタイプと、どちらにも属さないタイプでは、異なったピッチ処理センターを持っている可能性が示唆される。 本研究では、ファンダメンタルの認知能力を有する群とハーモニクス成分の認知能力を有する群について、ピッチ処理に関わる聴覚誘発反応N100mの脳活動を、脳磁図(magnetoencephalography, MEG)により計測をした。 結果としては、ファンダメンタルの認知能力が強い被験者は、左大脳半球と比較し、右大脳半球のN100m信号強度が大きく(p < 0.0001; ANOVA)、ハーモニクス成分の認知能力が強い被験者は、右大脳半球と比較し左大脳半球のN100m信号強度が大きい (p < 0.0001)ことを発見した。また、N100mの脳活動の起源はヘシュル回もしくは側頭平面に推定された。以上より、ピッチ認知処理センターは右大脳半球のヘシュル回と側頭平面に存在し、左大脳半球のヘシュル回と側頭平面はハーモニクス成分の認知処理センターであることを明らかにした。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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