研究課題/領域番号 |
14J08431
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
田中 裕也 近畿大学, 総合文化研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 三島由紀夫 / 生成論 / 美学論 / カント哲学 / ニーチェ / フロイト |
研究実績の概要 |
今年度の研究実施状況について、下記に4点に分け報告する。 (1) 三島由紀夫文学における〈自己同一性〉の基盤となる〈認識〉の問題が、西洋の〈美〉と〈性〉をめぐる問題に由来していることを三島由紀夫文学のテクストから確認した。三島は「仮面の告白」のエピグラフの段階から〈美〉の問題を扱っているが、それが何に由来するものなかのかはあまり検討されてこなかった。三島の蔵書のみならず、〈美〉に関する書物を調査した。 (2) 山中湖村文学の森三島由紀夫文学館に二度訪れ、三島文学の草稿・原稿を調査し、三島文学をめぐる〈美〉の問題を生成論的に研究した。 (3) (1)(2)の調査・研究から、三島由紀夫の〈美〉と〈性〉の問題系は、プラトン、カント、ニーチェ、フロイト、ヴィンケルマンから持ち込まれていることがわかった。 (4) 三島がその観念的な〈美〉の問題の中で、最も重要視した思想がカント『判断力批判』であることが、三島文学のテクスト分析から明らかになった。三島はカントの〈美〉の問題をニーチェ、フロイトの思想を用いて批判的に描きながらも、カント的な〈美〉の問題からの逃れがたさを描いていることがわかった。 (1)から(4)の成果を踏まえ、論文化し学会誌に投稿していく予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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