研究課題/領域番号 |
14J09384
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
蔦原 亮 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 総称性 / 語形成 / 派生語 / -dor接辞 / -nte接辞 / コロケーション / (非)主語的用法 / 時制 / 名詞化 / -dor / -nte / スペイン語 |
研究実績の概要 |
今年度は活用された動詞の持つ総称性が、動詞が派生された際、とりわけ、-dor, -nte接辞によって名詞・形容詞化された際にどのように継承されるのかという問題、および形態、統語、意味レベルにおいて高く類似している両接辞の差異を総称性という観点から説明可能であるかという点を重点的に扱った。 -dorは一回性、-nteは総称性と強く結びついた接辞であることをコーパスから収集したデータを基に示した。総称性という問題を語形成という観点から分析を行ったこと、および両接辞の差異の説明を同様の観点から行ったことが本研究の主要な発見であると考える。 より具体的には、まず、両接辞による形容詞の修飾のパターンをコーパスを用いて分析し、同じ動詞を語根とする両接辞による形容詞は異なる名詞修飾のパターンをみせること、そしてそのパターンは両接辞が典型的に結びつく総称性の違いとして説明できることを論じた。 また、上述の分析を通じて一定の生産性を持つことを確認された両接辞による派生形容詞の非主語的用法についても記述を行った。この用法は先行研究においてほとんど扱われていない。従って、この報告も本研究のスペイン語学に対する貢献であると考える。特に、両接辞による非主語的用法の派生形容詞にも最少対は確認され、そうした最少対を構成する二種類の派生形容詞の差異はやはり総称性を含む少数の語彙意味論的素性の値の組み合わせにより説明されることを報告した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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