研究課題/領域番号 |
14J09452
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
京 卓志 名古屋大学, 生命農学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2016年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | タンパク質間相互作用 / カルシウム結合タンパク質 / 小胞輸送 |
研究実績の概要 |
申請書にって、カルシウム結合タンパク質ALG-2とTFGの相互作用が初期分泌経路において果たす役割を検討した。 昨年度までに、ALG-2の過剰発現によってTFGのERES局在が顕著になる結果が得られており、その効果とERストレス及びTFG発現量との関連を調べた。まず、ALG-2の過剰発現によって、ERストレスが惹起されるかを調べるために、ALG-2を過剰発現させた細胞のERストレスマーカーの発現量を調べた。ALG-2の過剰発現によってERストレスマーカーの発現が増加しなかったことから、ALG-2の過剰発現とERストレスとの関連は見出されなかった。次に、ALG-2過剰発現細胞におけるTFGの発現量をウエスタンブロッィングで調べた。しかし、ALG-2を過剰発現した細胞と過剰発現していない細胞間で、TFGの量の差はみられなかった。以上の結果から、TFGの局在に対するALG-2過剰発現の効果は、ERストレス及び、TFGの発現量の変化とは独立していることが考えられた。 続いて、TFGのさらなる機能解明に向けて、TFGの新規相互作用タンパク質の探索を行った。その結果、TFGの新規相互作用タンパク質候補としてTRAF3を同定した。GFP-TFGとHA-TRAF3を共発現させたHEK293細胞から溶解液を調製し、抗GFP抗体による免疫沈降を行った結果、HA-TRAF3が共沈降した。このことから、TRAF3はTFGと相互作用することが確認された。さらに、免疫染色を行った結果、ゴルジ体様の局在パターンである核の周囲において、GFP-TFGの蛍光シグナルとHA-TRAF3の免疫染色シグナルが部分的に一致した。以上の結果から、初期分泌経路においてTFGとTRAF3の相互作用が何らかの役割を果たす可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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