研究課題/領域番号 |
14J09657
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松永 優子 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2016年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 人神祭祀 / 記念 / 記憶 / 霊魂観 / 人神 / 死生観 / 祭祀 |
研究実績の概要 |
今年度は近現代における慰霊の事例として広島長崎における原爆死者や東日本大震災における犠牲者の慰霊がどのようになされてきたかを軸に研究を進めた。特に東日本大震災については現在進行形の問題であり、現地の大学や宗教関係者を中心にして学問的な分析や生者のケアをも含めた取り組みがなされている。東日本大震災の犠牲者のための慰霊祭をめぐっては、福島県双葉町や南相馬市をはじめとして官民問わず全国で取り組みが進んでおり、東日本大震災における慰霊の問題は本研究に関連する最も今日的な問題の一つであるが、思想史に限らず宗教学や歴史学など学際的な視点からの分析が今後さらに必要とされることを今年度の研究を通じて痛感した。本研究では (1)人神祭祀・慰霊祭は、日本の歴史の中でどのように形成され変遷してきたか。 (2)その流れの中で人神祭祀・慰霊祭はそれぞれの祀り手のいかなる思いを表現するものとし機能したか。 (3)人神祭祀・慰霊祭の、近代以降における連続面/非連続面の検討。 (4)以上の流れを踏まえた、人神信仰・慰霊祭が現代に投げかける意義の検討 という四点を目標に掲げ、従来のような時代別/宗教別の個別研究に留まらず、より広い視野から、日本における人神祭祀の形態とその行方を連続面/断絶面を含めて明らかにしようとするものであるが、現時点では各時代ごとの分析に止まっており、特に(3)の連続面/非連続面の分析に遅れが出ている。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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