研究課題/領域番号 |
14J09808
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村島 彩加 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 演劇写真 / 近代日本演劇 / 歌舞伎の近代化 / 近代日本の演技 / 観客論 / 近代化 / 演技術 / 表情 / 表現 / 狂気 / 歌舞伎 / 近代 |
研究実績の概要 |
2016年度は、博士論文の執筆とそのための調査を中心に行い、研究報告は1回にとどめた。よって、以下にその内容について報告した上で、博士論文の進捗状況について報告する。 2016年11月7日、渋谷教育学園において開催された、日本アジア協会のYoung Scalars Programにて‘Kuichi Uchida -The Pioneer of Theatre Photographs’の表題で研究報告を行った(口頭発表、英語)。同報告では、日本で初めて演劇写真の販売を手がけ、明治初年の演劇界の動向と密接な関わりを持ったと思われる写真師・内田九一(1844-1875)の来歴と演劇界との関わりに言及した。これまでに報告者は日本演劇学会で演劇写真の変遷について報告した際、内田の業績について言及したことがあったが、それはごく一部であり、今回が内田九一と近代日本演劇の関連を中心に報告する初めての機会となった。内田を取り巻く人脈には明治初年の有力な政治家や軍隊関係者もおり、彼に着目することで、明治初年の演劇界に幅広い分野の人物が影響を与えていたことが証明出来ることを報告した。なお、同報告の成果は日本アジア協会の紀要に報告と同タイトルで投稿しており、現在審査中である。 続いて、博士論文の進捗状況について述べる。三部構成で執筆しており、現在第一部を執筆している。2016年度は「演劇写真に対する消費者の視点」を考察することに重点を置き、明治期に刊行された演劇雑誌『歌舞伎』『演芸画報』の掲載写真の分析及び読者欄に投稿された演劇写真に対する発言の収集、分析につとめた。この成果をふまえ、2017年度中に博士論文提出の見込みが立ち、当初の予定をほぼ完遂出来たと言える。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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