研究課題/領域番号 |
14J10002
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2016) 東京工業大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
森田 雅宗 国立研究開発法人産業技術総合研究所, バイオメディカル研究部門, 研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 分子ロボット / DNA / DNAゲル / ドロップレット / リポソーム / DNAナノ構造 / 人工細胞システム / 細胞サイズリポソーム / DNAコンピューティング |
研究実績の概要 |
本年度は,DNAによる細胞サイズ小胞型分子ロボットの核となるボディの構築と形成メカニズムの解明及び反応系とのカップリングによる分子ロボットへの動的機能の付与について研究を行った.DNAによる細胞サイズ小胞型分子ロボットのボディの構築は,ハイブリダイゼーションすることによってゲル化する3つ塩基配列が異なるDNAを正電荷脂質に被われた細胞サイズの油中水滴(脂質膜小胞)内に封入,油中水滴の界面においてDNAの動的な自己組織化によって形成される.この形成過程において,ハイブリダイゼーションのためのアニーリングにおける冷却速度を制御することで,中空構造のDNAスフィア,さらには DNAスフィア中にGap構造が見られるDNAスケルトンの2種類のボディを作製することに成功,構造形成を制御することにも成功した.構造形成のメカニズムについても,形成過程のリアルタイム観察と解析,シミュレーションを用いて明らかにした.また,DNAスケルトンに外部から刺激を加えることで,構造を保持したままサイズを収縮させることができることを見出し,ダイナミクスを操作することが可能であることを示した.現在,DNAの塩基配列中にRNAを転写できる配列を付与,反応系とのカップリングによる分子ロボットへの動的機能の付与についても進行中である. さらには,DNAナノテクノロジーの技術を応用して,DNAオリガミを用いた研究についても進行中である.今後,DNAの塩基配列等を様々に組み替えることで,センシング機能やアクチュエータ機能を有する小胞型DNA分子ロボットの開発に発展させたいと考えている。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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