研究課題/領域番号 |
14J11203
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ソフトコンピューティング
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2016) 東京工業大学 (2014-2015) |
研究代表者 |
川本 達郎 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 人工知能研究センター, 研究員
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | コミュニティ検出 / ネットワーク / 検出限界 / 信念伝搬法 / スペクトル法 / detectability threshold / 局在固有ベクトル / ベイズ推定 / モデル選択 / 国際情報交換 |
研究実績の概要 |
最終年度も、ネットワーク上のコミュニティ検出に対する手法開発と理論解析を行った。主にベイズ推論の枠組みで、コミュニティの数を決定する、モデル選択の問題に取り組んだ。また、モジュール構造推定の理論的な限界(detectability threshold)についても、研究を行った。後者はdetectability thresholdを計算するという意味では昨年度までの研究と同じであり、続きに対応するが、対象としているアルゴリズムが違うため、アプローチはまったく異なる。最終年度は、3本の論文を執筆し、一つはまだarxivに掲載されているだけの状態であるが、Phys. Rev. Eに掲載されたものと、Scientific Reportsから出版が決まっているものがある。 これら3つの研究は、スパースなネットワークで非常に効率的かつ精度が良いとされている、信念伝搬法を用いたベイズ推論の研究である。基本的なクラスタリングアルゴリズムは、Decelleらによって2011年に提案されたものであるが、彼らの方法は実データに適用したときに、モデル選択の性能が良くないという問題点があった。また、理論的な検出限界の計算は、単純なコミュニティ構造のみに限定して調べられていた。 3本の論文のうち、1本目の論文では、モデル選択のため、推論アルゴリズムとして用いている、信念伝搬法の結果を利用して種々の予測誤差を計算する手法を提案した。この方法によるモデル選択の振る舞いを理論的に調べ、また実データでも確かに有用であることを確認した(Scientific Reports)。2本目の論文は1本目の論文で提案した手法を、他の方法と比較実験した論文である(arxiv)。3本目の論文は、検出限界の理論評価をより一般の場合に拡張したものである。 また、コミュニティ検出手法の具体的応用として、自由記述アンケートを作成した。
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現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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