研究課題/領域番号 |
14J11782
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 筑波大学 (2015) 東京工業大学 (2014) |
研究代表者 |
叶 少瑜 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教
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研究期間 (年度) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 留学生 / 異文化適応 / コミュニケーションメディア / 親密な社会的ネットワーク / 因果関係 / 性別 / 語学力 / 縦断調査 / 社会的ネットワーク / 個人特性 / メディア使用に対する認識 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,対面とともに,留学生のメディア使用,つまりケータイ(スマートフォン以外の携帯電話端末),スマートフォンおよびPCによる音声通話・インスタントメッセンジャー(IM)・e-mailを介した親密な社会的ネットワークが,異文化適応とどのような因果関係が存在するのか,また,性別と語学力によってどのような相違点があるのかを究明することである。前年度で実施したパネル調査で得られたデータを用いて交差遅れ効果モデルによる分析を行った。その結果,以下の3点を明らかにした。 (1)日本人学生を含む異言語話者との親密な社会的ネットワークが異文化適応の向上に有効なのは女性留学生のみであり,男性留学生には同様の効果が見られなかった。 (2)女性留学生のe-mail使用以外に,コミュニケーションメディアの使用が彼女らの異文化適応を阻害するようなことは示されていない。 (3)異文化適応がよくできていても,男性留学生はIMとe-mailを介して異性同言語話者,女性留学生は音声通話とe-mailを介して同性同言語話者と親密な社会的ネットワークを形成した。 以上の結果から,男女とも,異文化適応が向上するだけでは,コミュニケーションメディアを用いて異言語話者と親密な対人関係を形成することが難しいと示された。また,日本人学生を含む異言語話者との親密な社会的ネットワークが異文化適応への向上効果についても更なる検討が必要であることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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