研究課題
特別研究員奨励費
本研究の目的は、性別違和を覚える人々のジェンダー/セクシュアリティと、商業世界との関係性の変化を解明することである。国内トランスジェンダーの歴史のなかで、商業と性別移行は非常に強く結びついてきたにもかかわらず、その実態についての理解は限られたものだった。そこで、本研究を通じて、かれらの性が、現状、どのようなジェンダー規範のもとにどう商業化され取り扱われているのか、また、貧困や性感染症などについてどのような問題が起こっているのかを明らかにしようとした。2016年度の調査では、都内の女装者、セックスワーカーなどのキーパーソンたちへの聞き取り調査を実施した。歴史的にトランスジェンダーや異性装者の人たちがどのように商業世界と関わってきたか、また「性同一性障害」概念の登場後にその関係性にどのような変化があったかについて知見が得られた。また当該調査で得られた知見については、学術雑誌に論文の形でまとめた。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
人文学報
巻: 513-1 ページ: 11-34
120006328055
Journal of GLBT Family Studies
巻: 印刷中 号: 3 ページ: 213-237
10.1080/1550428x.2017.1326015
GID(性同一性障害)学会雑誌
巻: 8 ページ: 142-143