研究課題/領域番号 |
15001001
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
数物系科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
今井 憲一 京都大学, 理学研究科, 教授 (70025493)
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研究分担者 |
中澤 和馬 (仲澤 和馬) 岐阜大学, 教育学部, 教授 (60198059)
谷田 聖 京都大学, 理学研究科, 助教 (00360587)
舟橋 春彦 大阪電気通信大学, 工学部, 準教授 (00283581)
山本 和弘 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 講師 (80303808)
與曽井 優 大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (80183995)
齋藤 直人 (斉藤 直人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20321763)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
361,400千円 (直接経費: 278,000千円、間接経費: 83,400千円)
2007年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2006年度: 59,800千円 (直接経費: 46,000千円、間接経費: 13,800千円)
2005年度: 96,200千円 (直接経費: 74,000千円、間接経費: 22,200千円)
2004年度: 141,700千円 (直接経費: 109,000千円、間接経費: 32,700千円)
2003年度: 48,100千円 (直接経費: 37,000千円、間接経費: 11,100千円)
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キーワード | ハイパー核 / ストレンジネス / エマルション / H粒子 / K中間子 / 核力 / ストレンジネンス / 原子核乾板 / 実験核物理 / 宇宙物理 / パターン認識 / 高速自動解析 |
研究概要 |
次世代ダブルハイパー核探索実験を新設されるJ-PARCへ提案した。実験課題採択委員会(PAC)でfull approvalされ、J-PARC当初の実験として実行できる見込みがついた。この実験の鍵となる高位置分解能(15ミクロン)の両面読み出しSSDとエマルションのハイブリッドシステムを、RCNPの陽子ビームを用いてテスト実験を行った。その結果約50ミクロンの精度でエマルションにあるべき飛跡を見つけられることがわかった。この結果は実験を行ううえで十分な性能であり、論文にまとめている。さらにK中間子と陽子とをトリガー段階で区別するためのindex 1.1のエアロジェル検出器のビームテストをドイツのGSIで行い、満足すべき結果を得た。 一方過去に得たエマルションデータを再解析する作業を岐阜大学、東邦大学で進めた。その結果再解析によってあらたにダブルハイパー核の候補を発見した。京都大学では、カウンターと組み合わせるハイブリッド法によらない、general scanを新しく製作した高速自動解析装置で行い、ダブルハイパー核を探索している。このためにneural networkを用いる方法と形の複雑さによるパターン分析による方法を開発し、実際のダブルハイパー核を認識できることを確かめた。その結果は国際会議などで報告した。またMAPCOREというプログラムをたちあげた。これはダブルハイパー核をふくむエマルションの画像データをWeb上で公開して高校生をふくむ一般のひとびとに新しいダブルハイパー核を発見してもらおうという試みである。アウトリーチ活動と位置づけている。
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