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顔面奇形の発生抑制遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 15012101
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関長崎大学

研究代表者

吉浦 孝一郎  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教授 (00304931)

研究分担者 秋田 定伯  長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (90315250)
夏目 長門  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (90183532)
研究期間 (年度) 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
2003年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
キーワードRYK遺伝子 / EPHB2遺伝子 / EPHB3遺伝子 / colony formation assay / 口唇裂 / 口蓋裂
研究概要

RYK,EPHB2,EPHB3の変異解析をおこなった。患者検体はヴェトナム政府の指導のもとにインフォームドコンセントを得てヴェトナムで収集された患者221名とその家族282名と日本人の検体として3省指針に従ったインフォームドコンセントのもとに収集した約150組の両親と患者のトリオを使用した。RYK遺伝子に関してはヴェトナムおよび日本人約450名の変異解析を終了した。変異解析においてY450C変異を見いだした。この変異は機能解析として発現ベクターに変異遺伝子を組み込みNIH3T3細胞においてアガー上でのcolony formation assayを行った。Y450Cは野生型のRYK遺伝子に比べて約20%の活性を示すのみであった。さらに変異は、このY450Cは正常コントロールを含むヴェトナム人670人、日本人594人、白人100人の合計1,364人の中には見いだせずSNPの可能性は低くY450Cが口唇裂・口蓋裂の原因である可能性が高い(論文投稿中)。RYK遺伝子については、遺伝子内の3個SNPを用いてヴェトナム人・日本人ともに伝達不平衡テスト・患者対照研究を行ったが、全ての多型部位において有意な差はなかった。EPHB2,EPHB3に関しては、変異を見出すことはできなかった。
さらに候補遺伝子としてDlx3とTGF-β3遺伝子について、日本人において、変異解析、相関解析と伝達不平衡テスト(TDT)を行ったが、全ての解析方法・遺伝子において陰性結果であった。
Van der Woude症候群の家系例の連鎖解析は、全ゲノムスキャンを終了し、1カ所だけ患者にハプロタイプを共有する領域を見出した。責任座位はこの場所である。しかし、浸透率が低いようで正常表現型のヒトにこのハプロタイプを持つ者が5人確認され、LOD得点は1を下る(有意ではない)。浸透率の説明を第二の遺伝子で説明可能かもしれず、現在さらに解析を進めている。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Matsuzawa N: "A T25G mutation in the IRF6 gene in a Japanese family with Van der Woude syndrome."Oral Surg, Oral Med, Oral Pathol, Oral Radiol, Endodont. (In press).

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Shotelersuk V: "A novel mutation, 1234del(C), of the IRF6 in a Thai family with Van der Woude syndrome."Int J Mol Med. 11. 505-507 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2018-03-28  

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