研究課題/領域番号 |
15012211
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
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研究分担者 |
角田 茂 東京大学, 医科学研究所, 助手 (80345032)
須藤 カツ子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (50126091)
保田 尚孝 東京大学, 医科学研究所, 講師 (90323641)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
2003年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | ゲノム / マイクロアレイ / 免疫学 / 関節リウマチ / 連鎖解析 / トランスジェニックマウス / ノックアウトマウス / IL-1 |
研究概要 |
我々はこれまでにHTLV-Iトランスジェニックマウス(HTLV-I-Tg)とIL-1Ra欠損マウス(IL-1RaKO)マウスの2種類の関節リウマチモデルを作製した。何れのモデルでも発症には自己免疫が関与しており、サイトカインが重要な役割を果たしていたが、HTLV-I-Tgの発症はIL-6に依存し、TNF-αには依存しないのに対し、IL-1RaKOは逆にTNF-αに依存しIL-6には依存しなかった。関節リウマチ患者にも抗TNF-α抗体治療や抗IL-6R治療に耐性を示す患者がおり、両者のモデルになると考えちれる。一方、マウスの遺伝的背景が発症率に影響を及ぼすことを見いだした。そこで、本研究では、これらの基盤に立ち、(1)系統間で関節炎発症感受性を決定している遺伝子の同定、(2)新規関節炎発症原因遺伝子の同定を目的とした。その結果、系統間感受性を決定している遺伝子に関しては2本の染色体に連鎖を見いだした。また、マイクロアレイを用いた網羅的解析の結果、発症時には548の遺伝子が有意に発現変動をしていることを見いだし、その内2遺伝子については既にKOマウスを作製した。
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