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装着型機器を用いた体験記録による記憶構造の解明および記憶再生に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15017223
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京大学

研究代表者

廣瀬 通孝  東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40156716)

研究分担者 広田 光一  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (80273332)
研究期間 (年度) 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2003年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
キーワードウェアラブルコンピュータ / 主観的体験記録 / ケーススタディ
研究概要

平成15年度の特定領域研究では,平成14年度までに試作検討してきたシステムを統合した試作機を作成し,体験記録の実証実験を行った.
これまでの予備実験で個人の体験記憶は,体験者を囲む外部環境と,そこから受容した情報による影響で変化する体験者自身の内的情報の,両方の側面から構成されていることが確認された.ここでは,それぞれ取得できる情報の構成が異なる2種類の試作機を提案し,ケーススタディを実施した.
ケーススタディ1では生体・感覚情報の変化や音などから体験の構造化がある程度可能になった.具体的にはストレス値や不快指数の変化から,個々の体験の状態推定を行うことができた.また,作業への習熟度や作業空間の特性などの検出も行えることが明らかになった.
ケーススタディ2では視野角に近い視野情報の記録により,体験空間の構成要素が中心視野のみの情報よりも明らかになり,さらに体験者自身の身体動作を同時に取得することで,体験者の環境情報への寄与を,臨場感をもって再生することが実現できた.特に身体動作の変動が大きい場合,体験者がある特定の場所や事象に対して注意を向けていることが判定できた.
また,記録した多種の情報を時間軸に沿って並列的に閲覧するための再生ソフトウェアの開発を平成15年度では行った.並列して多種の情報を再生することで,各センサーデータの相互の関係を評価した.また,閾値の変更により,長時間に及ぶ体験データの中から体験者の特定の状態を取得することが明示的に行えるようになった。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Ueoka, Hirota, Hirose: "Study of Wearable Computer for Subjective Visual Recording"Proceedings of Human Computer Interface Internatinal 2003. Vol.3. 350-354 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 相原, 上岡, 廣瀬: "体験の記録と身体情報を利用した効率的再生についての研究"第三回ウェアラブル/アウトドアVR研究会報告集. 15-16 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 相原, 広瀬, 河村, 森本, 山下, 広田, 廣瀬: "無線LAN環境における複数のウェブカメラを利用した遠隔コミュニケーションへの試み"第24回ヒューマンインタフェース研究会「ウェアラブル&ユーザビリティ」研究報告集. Vol.5No.4. 69-70 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 上岡, 広田, 廣瀬: "ウェアラブルコンピュータを用いた主観的体験記録についての研究"VR心理学研究会報告集. Vol.8,No.1. 15-18 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 上岡, 広田, 廣瀬: "ウェアラブルコンピュータによる主観的体験とその展開"第24回ヒューマンインタフェース研究会報告集. Vol.5No.4. 65-68 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2018-03-28  

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