研究課題/領域番号 |
15017232
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
千葉 滋 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (80282713)
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | アスペクト指向 / 基盤ソフトウェア / オブジェクト指向 / プログラム変換 |
研究概要 |
本研究では、基礎的なソフトウェア技術を研究し、進歩させることで、ユビキタス計算用の基盤ソフトウェアを、ソフトウェア開発者にとって理解しやすく、また使いやすいものにできるようにすることを目指した。具体的には、プログラム変換技術、とくにアスペクト指向プログラミングに基づいたプログラム変換技術を駆使することで、この問題を解決しようと試みた。プログラム変換システムを開発するため諸技術やツールを開発し、特定のソフトウェア基盤の使い勝手を改善するために、専用のプログラム変換システムを従来より少ないコストで用意できるようにした。 本年度は、Javassist、Wool、Josh、DJcutterという4種類の基盤ソフトウェアの研究開発をおこなった。これらの基盤ソフトウェアは、昨年度ないしはそれ以前から研究開発をおこなってきたものだが、本年度の研究でどれも一定の完成を見、当該分野の国際会議で論文発表をおこなった。また、Javassistについては一般公開しており、平均して月に500件程度ダウンロードされている。 JavassistはオープンソースのJ2EEアプリケーション・サーバであるJBossに組み込まれた形でも配布されているが、こちらは、現在開発者向け早期リリースであるにもかかわらず、平均して月に7,000件以上ダウンロードされている。 またJavassistの紹介記事がオンラインの技術誌であるIBM Developer Works誌に掲載された。また、研究代表者自身による紹介記事も米国の商業誌であるJava Developer's Journalに掲載された。
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