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GridFTPに最適化されたトランスポート層通信プロトコルの設計および実装

研究課題

研究課題/領域番号 15017261
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関大阪大学

研究代表者

大崎 博之  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (00294166)

研究期間 (年度) 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2003年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
キーワードインターネット / グリッドコンピューティング / 広帯域ネットワーク / GridFTP / 性能評価 / 最適パラメータ設定
研究概要

近年、地理的に分散した計算機資源をネットワークにより接続することにより、計算機資源の有効利用を図るとともに、大規模な科学技術計算を可能にする、広域グリッドコンピューティングが注目を浴びている。広域グリッドコンピューティングでは、大容量のファイルを転送するためにGridFTPと呼ばれるデータ転送プロトコルが用いられている。GridFTPは、既存のTCPの問題点を解消するため、以下のような機能を持っている。まず、TCPのスロースタートフェーズにおける転送レートの立ち上がりを速くし、さらにTCPの幅輳回避フェーズにおいて高いスループットを達成するため、複数のTCPセッションを並列に設立できる。また、ネットワークの帯域遅延積に応じて、GridFTPサーバとGridFTPクライアント間でTCPソケットのバッファサイズを動的に交渉することができる。しかし、最適な並列TCPセッション数や、TCPソケットのバッファサイズの大きさについては、これまで十分な検討が行われていない。本研究では、数学的解析手法を用いることにより、GridFTPを既存のTCP上で動作させた時の性能を定量的に評価した。また、計算機を用いて、GridFTPを既存のTCP上で実際に動作させることにより、GridFTPの性能を評価した。その結果、本報告ではTCPセッション数とTCPバッファサイズに着目し、GridFTPの最適なパラメータ設定を定量的に明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroyuki Ohsaki et al.: "On modeling GridFTP using fluid-flow approximation for high speed grid networking"Proceedings of International Symposium on Applications and the Internet (SAINT 2004) Workshop. PR02050. 638-644 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 氏家純也 他: "複数のフィードバックループをモデル化したTCPの特性解析"情報通信学会技術研究報告. IN2003-90. 1-6 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2018-03-28  

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