研究課題/領域番号 |
15017275
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 会津大学 |
研究代表者 |
林 隆史 会津大学, コンピュータ理工学部, 助教授 (20218580)
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | セキュリティポリシー1 / 2値系列 / 3値系列 / 零相関範囲 / 疑似白色雑音系列 / 電子透かし |
研究概要 |
本研究課題では、主に、自治体を対象としてセキュリティポリシーの策定・運用・更新について、検討を行った。県レベルの自治体では、セキュリティポリシーの策定は進んできていることと、その一方でポリシーの運用と更新については、検討すべき点が多く存在することを考慮して、主に、セキュリティポリシーの運用と更新の問題を検討した。 運用面の調査としては、実際の自治体のセキュリティポリシーの実施状況についてのアンケート調査とその分析をもとにして、、自治体のセキュリティポリシー実施手順についての提言書を作成した。また、セキュリティポリシーの実施をシステム側から支えるものとして、webベースの事務文書作成システムの実証実験を開始した。同時に、シンクライアントを利用した事務処理ソフトの利用方法の実証実験も開始した。 本研究課題では、セキュリティポリシーの適切な実施を支える技術の一つとして、電子透かしやステガノグラフィに応用する事を目的とした、系列生成方法及び系列応用方法の検討を行った。その結果、零相関系列及び零相関配列と、疑似白色雑音系列、疑似白色雑音配列について、いくつかの新しい系列・配列生成方法を考案し、論文や国際学会に発表した。3値零相関範囲系列をステガノグラフィや電子透かしや、生体認証時などの2次元の位置決めに応用することを考慮して、系列の2次元化(配列)を行い、3値ゼロ相関配列の生成方法を発表した。3値ゼロ相関範囲系列について、単一のアダマール行列ではなく、2つのアダマール行列から生成する方法も考案し、論文発表を行った。
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