• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

溶血レンサ球菌が産生するNADaseの遺伝子発現と作用機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15019033
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関福井大学(医学部)

研究代表者

木元 久  福井大学, 医学部, 助手 (70283166)

研究期間 (年度) 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード溶血レンサ球菌 / NADase / SLO / ストレプトリジン / 溶血連鎖球菌
研究概要

溶血レンサ球菌は、リウマチ熱、咽頭炎、急性糸球体腎炎、猩紅熱などを引き起こし、その劇症型の感染症は現在でも死亡率が高い。これまで一般に溶血レンサ球菌の形質転換効率は低く遺伝子操作は困難であったが、エレクトロポレーション法を応用することにより高い効率で再現性良く遺伝子を導入できる系を確立し、溶血レンサ球菌の溶血毒素として知られているストレプトリジンO(SLO)遺伝子のpromoter検索や破壊に応用した。その結果、SLO遺伝子は自身のpromoterを持っておらず、上流に位置するnusGおよびNADase遺伝子のpromoterによりポリシストロニックに転写され、オペロンを形成していることを明らかにした。また、これまで溶血毒素と考えられていたSLOは溶血にほとんど関与しておらず、NADaseのような菌体外に分泌される病原因子を宿主細胞内に移行させるデリバリーシステムとして機能していると考えられる。さらにA群およびC群溶血レンサ球菌において、SLO遺伝子の近傍をgene walkingにより調べたところ、gene orderとして共通に保存されているのはnusG-nga(NADase)-orf1-sloの領域だけであった。これらの結果は、NADaseとSLOが生合成レベルだけでなく、病原因子としても密接に関係していることを示唆する。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hisashi Kimoto, Akira Taketo: "Efficient Electrotransformation System and Gene Targeting in Pyogenic Streptococci"Biosci.Biotechnol.Biochem.. 67・10. 2203-2209 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi