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科学者の「問いの連鎖」に学ぶWEBベース学習支援システムとコンテンツの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15020226
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関信州大学

研究代表者

東原 義訓  信州大学, 教育学部, 教授 (90143172)

研究分担者 干川 圭吾  信州大学, 教育学部, 教授 (10231573)
藤森 裕治  信州大学, 教育学部, 助教授 (00313817)
井田 秀行  信州大学, 教育学部, 助教授 (70324217)
赤羽 貞幸  信州大学, 教育学部, 教授 (40089090)
中村 浩志  信州大学, 教育学部, 教授 (60135118)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード新世紀型 / 問の連鎖 / 理科教育 / 科学者 / 教材開発 / 教育システム
研究概要

教員養成大学に所属する科学の専門家と教育工学の専門家および学生が共同して,科学者の研究成果を初等中等教育の理科教育に役立つディジタル教材として開発し,提供する仕組みを構築し,実際にWeb教材を開発した。科学者の「問いの連鎖」に注目した教材のあり方について,模倣型,目のつけどころ疑似体験型,解説・データベース型,科学者の語り型の4つのモデルを提案し,実際にWeb教材を作成して実現可能性を実証した。科学者の「問いの連鎖」を追体験できるWeb教材の開発と試行を通して,次の事柄が明らかにされた。
(1)科学者の「問いの連鎖」を追体験するための教材のモデルとして,模倣型,目のつけどころ疑似体験型,解説・データベース型,科学者の語り型を考案し,実際にそれぞれのモデルに基づいた教材を開発し,試行することにより,モデルが科学者の問いの連鎖を追体験する教材作成の方法として有効である可能性が示された。
(2)科学者,教育工学者,学生からなる教材開発チームを構成することは,教材を開発するために有効な手段であることが実証された。制作者が科学者から情報を得るとき,研究者の興味のある部分を引き出す,科学者の話した内容を自分の言葉で必ず表現して認識が正しいのかを確認する,自分がポイントだと感じたところをつっこんで聞く,具体的にポイントを絞っで聞く,理解できなければ聞きなおす,自分に教材化するだけの知識がなければ,科学者に語ってもらう,などの具体的指針を確立することができた。
(3)「問いの連鎖」を教材化した制作者の開発過程を分析し,科学者と制作者の情報交換には,9段階の開発ステップが存在することが示された。
(4)学習者が疑似体験すべき道筋を明らかにするためには,資料や,インタビューから得られた情報を,「事実」,「注目したところ」,「生まれた問い」,「仮説」,「試したこと」,「生まれた知識」の項目からなる表に整理することが有効であることが示された。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2004 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件) 文献書誌 (3件)

  • [雑誌論文] 科学者の問いの連鎖を追体験する理科ディジタル教材の開発2004

    • 著者名/発表者名
      東原義訓, 中村浩志, 漆戸邦夫, 赤羽貞幸
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集 28

      ページ: 569-570

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 確かな学力を育てるITの先進的な教育利用-IT・新世紀型理数科系教育の挑戦-(執筆部分32-45)2004

    • 著者名/発表者名
      増本健監修, 木村捨雄, 東原義訓編著
    • 総ページ数
      200
    • 出版者
      東洋館出版社
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 山本知穂, 東原義訓, 中村浩志: "科学者の辿った道筋を疑似体験できる教材「カッコウの托卵の不思議」の開発"信州大学教育学部附属教育実践総合センター紀要『教育実践研究』. No.5(発表予定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 山本一郎, 東原義訓, 漆戸邦夫: "高分子化学の世界を化学者の着眼点にそって可視化したディジタル化学教材の開発"信州大学教育学部附属教育実践総合センター紀要『教育実践研究』. No.5(発表予定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 谷口智香, 東原義訓, 赤羽貞幸: "野外地学観察のためのタブレットPCを用いた事前学習教材の開発"信州大学教育学部附属教育実践総合センター紀要『教育実践研究』. No.5(発表予定). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2018-03-28  

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