研究概要 |
平成16年度はおもに下表に示す(a)〜(f)のヘルプ情報呈示機能と(1)〜(8)の画像閲覧・操作・処理機能を学習システムに実装し、システムを完成させた。開発した学習システムの性能を評価するため中学生を対象とした科学教室を開催し、標準的な100BASE-TXのLAN環境下で38クライアントが同時アクセスしてもほとんどストレスを感じることなく安定に動作・利用できることを確かめた。 本研究ではNOAA/AVHRRデータを使用して画像コンテンツを作成したが、東京大学生産技術研究所の協力と許諾を受けて、AVHRRデータより解像度が高く陸域観察に適した地球観測衛星Terra/AquaのMODISデータの画像コンテンツを作成し、MODISデータの教育利用を図る取り組みも進めている。 (a)学習システム概要 学習システムの目的,構成,機能などに関する解説 (b)NOAAと衛星画像 NOAAとAVHRRおよびHRPT受信に関する解説 (c)衛星リモセン入門 光学センサ衛星リモートセンシングに関する解説 (d)学習テーマの解説 学習テーマごとの画像の解説および温度スケール (e)画像の閲覧と操作 マウスによる画像の閲覧,操作,処理方法の解説 (f)著作権について 学習システムが提供する画像の著作権に関する注意事項 (1)マウスの操作選択 閲覧画像の移動,拡大・縮小,情報取得などの機能選択 (2)画像/表示の選択 閲覧画像の選択,単バンドモノクロ画像の段彩表示の実行 (3)明るさ/コントラスト スライドバーで閲覧画像の明るさとコントラストの調整 (4)図形属性の設定 画像に書き込む図形の線の色と太さ,塗りつぶす色の選択 (5)画像/リンクの選択 2つめの閲覧画像の選択,2つの画像のリンク方式の選択 (6)印刷/コピー/保存 閲覧画像の印刷,クリップボードにコピー,ファイル保存 (7)ヒストグラム 閲覧画像のR, G, Bの各チャネルのヒストグラムの表示 (8)画像情報 元画像のセルの単位とサイズ,閲覧画像の縦横のサイズ表示
|