研究課題/領域番号 |
15021101
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
若尾 政希 一橋大学, 大学院社会学研究科, 助教授 (80210855)
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研究分担者 |
赤尾 栄慶 独立行政法人京都国立博物館, 学芸課, 保存修理指導室長 (20175764)
浅野 裕一 東北大学, 大学院国際文化研究科, 教授 (20127476)
庄垣内 正弘 京都大学, 大学院文学研究科, 教授 (60025088)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2003年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 書物 / 商業出版 / 社会変容 / 出版環境 / 読書 / 技術 / 写本 |
研究概要 |
5月に、赤尾栄慶氏の世話で京都国立博物館の後援を得て、C・D班共催研究会を開催し、研究成果の報告・議論及び研究交流を行った。6月に沖縄で開催された「東アジア出版文化の研究会」第6回研究集会では、C班の班会議を開き、情報交換を行った。「書物・出版と社会変容」研究会を10回開催した。歴史、文学、語学、民俗学等々のさまざまな専門家からの報告及び議論を通して、「出版環境研究」が研究項目として成り立つことを確認することができた。報告者・タイトルは次のごとくである。第6回西村浩子「古文書・古書籍に見られる角筆文字と角筆文献研究」/高野秀晴「石門心学における出版活動と門人組織」、第7回浅埜晴子「景物本とその周辺について」/佐藤貴裕「節用集を使う人々」/川平敏文「近世における兼好像の変遷」、第8回磯部 敦:「明治一〇年代、活字翻刻本の地平」/竹松幸香:「近世後期加賀藩出版文化の諸相」、第9回一瀬千恵子:「日本と朝鮮における文禄・慶長の役に関する研究」/鈴木俊幸:「書籍流通史研究という方法、書籍流通史研究の方法」、第10回川島秀一:「ホンヨミの民俗」/杉仁:「蚕書の改訂出版とその背景、蚕法論争と飼育実験」、第11回高橋明彦:「近世藩版の書誌的調査一例」/高倉一紀:「伊勢"射和文庫"の蒐書活動と納本」、第12回岩橋清美:「『新編武蔵風土記稿』編纂の歴史的意義」/宮内貴久:「家相学の学習と実践者たち」、第13回中嶋英介:「『武道初心集』の展開-松代版発行を中心に-」/柏崎順子:「江戸版上方版考」、第14回高橋章則:「代官手代-地域文化の媒介者たち」/横田冬彦:「近世の軍書と歴史」、第15回桐原健真:「幕末志士の読書-吉田松陰の書籍貸借をめぐって」/曽根原理:「『東照社縁起』の諸本-出版されなかったことの意味」。C班及び当研究会の研究活動を紹介するニューズレター『ナオ・デ・ラ・チーナ』第9号を編集し、刊行した。
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