研究課題/領域番号 |
15021230
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 桃山学院大学 |
研究代表者 |
原山 煌 桃山学院大学, 文学部, 教授 (90122134)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 東洋史 / 「満州国」 / 「満蒙」 / 『元朝秘史』 / 『観光東亜』 / 文献目録 / 『東亜観光』 / 総目次 / 観光東亜 / 旅行満州 / 旅行雑誌 / 元朝秘史 |
研究概要 |
本研究は、(1)「満洲国」時代を中心とする時期のモンゴル研究を体系づけるために必要となる研究基盤の形成に資するため、「出版文化」の観点から当該時期の「満蒙」の学を書誌学的に研究すること、(2)そうした研究のケーススタディーとしてモンゴル学の基本文献である『元朝秘史』の研究状況を書誌学的に整理すること、という2つの方向から研究を推進してきた。斯様な観点から、平成15年度研究成果報告書として、(1)に係わって『日本国現存『観光東亜』総目次稿』(桃山学院大学原山煌)を発表し、さらに同16年度の分としては、(2)に係わって『元朝秘史関係文献目録新訂版-日本文・欧文篇-』を作製した。『観光東亜』は、戦中期日本人の「満洲」や中国地域への関心のありようが端的に表れた例として知られていたが、日本国内の所蔵状況には欠号が多いこともあって利用には不便な状況が続いていた。この補助金による調査で、日本国内各所蔵機関のご協力も得て、はじめて総目次を作成することができたのである。最近ますます充実してきたかに見える「満洲国」研究の分野に少なからぬ貢献ができたと考えている。また『元朝秘史関係文献目録』については、本研究代表者が1978年に包括的な目録を作成して以後、さまざまな事情から研究が質量ともに充実することになってきた。その状況を踏まえて、四半世紀ぶりに改訂を行なうことにしたのである。最初の着手として日本文・欧文篇を作成した。モンゴル国の発足などの政治的状況の影響で充実を見せているモンゴル語による研究の整理も進めているが、これは中国語版とともに、近い将来の実現を期したい。
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