研究課題/領域番号 |
15023257
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
常岡 誠 久留米大学, 医学部, 助教授 (50197745)
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研究分担者 |
TEYE Kwesi 久留米大学, 医学部, 助手 (80352128)
副島 美貴子 久留米大学, 医学部, 助手 (80279140)
神田 芳郎 久留米大学, 医学部, 教授 (90231307)
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | 遺伝子 / 癌 / 細胞・組織 / 蛋白質 / 発現制御 / がん遺伝子 / myc / mina53 |
研究概要 |
mycはヒトがんの3分の1以上と関係している代表的ながん遺伝子の一つです。しかしmycによるがん化機構はまだよく理解されていません。私達は最近c-Mycによって発現上昇する遺伝子を網羅的に調べ、分子量53kDaの蛋白質をコードする新規遺伝子を同定し、mina53 (Myc-induced nuclear antigen with a molecular mass of 53 kDa)と名付けました。 本年はmina53の生物学的特徴を明らかとすることを目的として研究を行いました。その結果(A)ヒトの大腸癌、及び食道癌培養細胞において発現しており、特異的siRNAにより発現を抑制すると細胞増殖が抑制されること、実際のヒト大腸癌、食道癌のがん組織中でMina53が高発現していることが分かりました。興味深いことに、抗Mina53抗体は細胞増殖が盛んな正常細胞が多く存在するリンパ濾胞の胚中心をほとんど染色しませんでした。このことからMina53は増殖している全ての細胞ではなく癌細胞に特異的に高発現していることが示唆されました。さらに食道癌ではMina53を高発現する癌が予後が悪いという結果を得ました。(B)mina53のノックアウトマウスを作製しました。Mina53遺伝子を完全に失ったマウスも生存していました。このことは生存そのものにはMina53は必要無いことを示しています。従ってMina53機能を抑制する化学物質はヒトの生存にも大きな影響を与えない可能性が考えれます。これらの結果から、癌特異的にしかも副作用の少ないがん治療のためにMina53を治療ターゲットとする可能性が考えられました。
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