研究課題/領域番号 |
15023264
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 千葉県がんセンター研究所 |
研究代表者 |
中川原 章 千葉県がんセンター, 生化学研究部, 部長 (50117181)
|
研究分担者 |
尾崎 俊文 千葉県がんセンター, 生化学研究部, 上席研究員 (40260252)
|
研究期間 (年度) |
2003
|
研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
|
配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2003年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
|
キーワード | p53 / p73 / ユビキチンリガーゼ / NEDL2 / UFD2a / プロテアゾーム |
研究概要 |
発がんとがんの進展におけるp73,ΔNp73およびp53の安定化を介した分子制御機構に関し、以下のことを明らかにした。神経芽腫cDNAライブラリーからクローニングした新規HECT型E3ユビキチンリガーゼNEDL2は、そのWWドメインを介してp73のカルボキシ末端に存在するPYモチーフを含む領域と物理的に結合し、p73のポリユビキチン化を促進した。しかし、p73は分解されることなく逆に安定化され、転写因子としての活性が亢進された。NEDL2のp53との結合は見られなかった。一方、神経芽腫細胞株において我々が見いだした1p36領域のホモ欠失領域にマップされたE3/E4ユビキチンリガーゼUFD2aは、p73とSAMドメインを介して特異的に結合したが、それをポリユビキチン化する機能は極めて弱かったものの、p73の蛋白分解を促進した。したがって、UFD2aは主にプロテアゾーム以外の分解機構によってp73の分解を促進している可能性が示された。
|