研究課題/領域番号 |
15024219
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
青木 淳賢 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (20250219)
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2003年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | リゾホスファチジン酸 / autotaxin / がん / 浸潤・転移 |
研究概要 |
リゾホスファチジン酸(LPA)は、細胞増殖促進、癌細胞の運動性促進作用など多彩な機能を有する生理活性脂質である。その作用は、7回膜貫通型受容体を介することが明らかとされているが、その産生機構は不明な点が多く残されていた。これまでの解析により、LPAは、血中のリゾホスファチジルコリン(LPC)からリゾホスホリパーゼD(lysoPLD)の作用により産生されること、さらに、最近、IysoPLDの精製・クローニングに成功し、lysoPLDは癌細胞運動促進因子autotaxin(ATX)と同一であることが明らかとなった。この結果は、ATXの癌細胞運動促進活性がLPAの産生を介していることを強く示唆するものであった。本研究では、まずlysoPLD/ATXの機能が実際にLPAの産生を介しているのか細胞レベルで検証した。さらに、lysoPLD/ATXを高発現している細胞や組織を探索し、lysoPLD/ATXが悪性グリオブラストーマ(GBM)の漫潤能に関与する可能性を見出した。
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