研究課題/領域番号 |
15024266
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三浦 正幸 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (50202338)
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | Bcl-2 / Bax / Drob-1 / カスパーゼ / アポトーシス / ショウジョウバエ / 遺伝子 / スクリーニング |
研究概要 |
染色体欠損系統を用いたDrob-1の過剰発現によるrough eye表現型を増悪あるいは改善するドミナントモデイファイアースクリーニングによってDrob-1によるrough eye表現型をほぼ完全に回復させる遺伝子領域を同定している。この遺伝子領域には18個の遺伝子の存在が予測され、それぞれの遺伝子に関してinverted repeat cDNAを基本にした発現ベクターを構築した。ショウジョウバエ培養細胞S2に、構築したinverted repeat cDNA発現ベクターを導入・発現させS2に内在性の遺伝子をノックダウンし、Drob-1による細胞死が抑制されるかを指標にしたアッセイを全ての予想される遺伝子について行った。しかしDrob-1細胞死に影響のある遺伝子の同定には至らなかった。複眼とS2細胞ではDrob-1のエフェクター分子が異なる可能生もあるため、現在は複眼でそれぞれの遺伝子に対するinverted repeat cDNAを発現するトランスジェニックショウジョウバエを用いた実験系でのスクリーニングを進めている。遺伝子の機能欠損の影響を指標にして行う上記のドミナントモデイファイアースクリーニングに加え、申請者は遺伝子の機能獲得型スクリーニングも同時に進めた。異所発現スクリーニング法を用いて、ショウジョウバエ複眼に未知遺伝子群を強制発現させることにより、Drob-1発現による複眼の表現型を変化させる系統の同定を試みている。申請者はこの方法をショウジョウバエ全ゲノムに展開する事を目標に進めているが現在5000系統のスクリーニングが終了し、Drob-1による複眼の表現型を軽減する系統を1つ同定した。
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