研究課題/領域番号 |
15025209
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菊地 利明 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (10280926)
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 遺伝子 / トランスレーショナルリサーチ / バイオテクノロジー / 免疫学 |
研究概要 |
樹状細胞は、T細胞を通じて抗原特異的な免疫反応を引き起こしている抗原提示細胞であるが、樹状細胞を免疫療法に応用するためには、樹状細胞が十分な免疫誘導を果たせるようになんらかの工夫を加える必要がある。そこで本研究では、FKN(fractalkine, CX3CL1)のような、T細胞を呼び寄せるケモカインを樹状細胞内で強発現させると、樹状細胞はT細胞をより効果的に呼び寄せるようになり、樹状細胞の抗原提示能力が増強されるという仮説を立て、その治療免疫への応用を検討した。 まず、FKN発現組換えアデノウイルスベクター(AdFKN)の作製を行った。組換えアデノウイルスベクターは、発現カセットのプラスミドと、アデノウイルスゲノムDNAのプラスミドを、大腸菌内で相同的に組換えることにより作製した。そして作製したAdFKNを樹状細胞に感染させると、FKN mRNAとFKNたんぱく質が樹状細胞内で強発現することを確認した。続いて、FKNを強発現させた樹状細胞の抗腫瘍効果をin vivoで検討するために、C57B1/6マウスの側腹部皮下にマウス悪性黒色腫細胞B16を用いて皮下腫瘍を作製し、その腫瘍内に直接、AdFKNを感染させFKNを強発現させた樹状細胞(AdFKN-DCs)を投与した。その後の腫瘍増殖を経時的に測定したところ、AdFKN-DCsを投与した腫瘍は、コントロールの樹状細胞(Naive DCs)を投与した腫瘍に比し、明らかにその増殖が抑制された。
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