研究課題/領域番号 |
15025245
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉崎 和幸 大阪大学, 健康体育部, 教授 (90144485)
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研究分担者 |
杉村 和久 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80127240)
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研究期間 (年度) |
2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 癌増殖抑制 / ファージライブラリー / single chain fragment variant / 小分子ヒト抗体 / ペプチド阻害剤 / IL-6阻害 |
研究概要 |
サイトカインは腫瘍細胞の増殖因子であり、その機能阻害による癌の治療が期待される。抗TNFα抗体や抗IL-6受容体抗体を用いた治療はこのような知見から非常に有効な治療手段といえる。しかし、これらの抗体は高分子であるため投与方法に制限が生じる。そこで、我々はより利便性の高い阻害剤の開発を目指している。 まず、ヒト抗体を用いたサイトカイン阻害剤としてsingle chain fragment variant(scFv:H鎖とL鎖の可変部のみの遺伝子を結合させた異型抗体)を導入した抗体ファージライブラリーを用いてIL-6に結合するscFvの発現クローンを得る方法を確立した。これらのscFvからIL-6依存性細胞増殖抑制能を持つクローンを選別した。 つぎに無差別配列した7アミノ酸より成るペプチドを表現したM13ファージライブラリーを用いてリコンビナントIL-6をコートしたプレートにまき、IL-6結合ファージクローンを得た。IL-6特異結合クローンを選択するため、IL-6、ヒトIg、ヒトアルブミン、BSA、またはゼラチンをコートしたディッシュを用いて、得られた18クローンを反応させ、ビオチン化抗M13抗体にて反応させた。その結果、IL-6に特異的に結合するクローンを3-5種得、さらに数を増やすため2-3回同法を行った。その後IL-6依存増殖する細胞の増殖阻害を行い数種のIL-6増殖抑制クローンを得た。 今後IL-6の特異性、あるいはペプチドによる増殖抑制を検討する。
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