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高等植物における側根形成機構に関する分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15031218
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

深城 英弘  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (80324979)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード側根形成 / シロイヌナズナ / オーキシン
研究概要

高等植物における側根形成の分子機構を解明する目的で、シロイヌナズナ側根欠失優性変異体slrと原因遺伝子IAA14、オーキシン応答性転写調節因子ARF7/ARF19、およびslrのサプレッサー変異体ssl2と原因遺伝子SSL2/CHR6を用いた分子遺伝学的研究を行い、以下の成果を得た。
1、側根形成を制御するSLR/IAA14とARF7、ARF19の機能解析
(1)IAA14がARF7、ARF19タンパク質と相互作用することを酵母two-hybrid実験において確認した。これらの結果などから、ARF7、ARF19が側根形成促進に働き、IAA14がARF7/ARF19の負の調節因子として働くことが強く示唆された。
(2)側根形成に関わる遺伝子群を同定する目的で、野生型とslr変異体の根における発現プロファイルをDNAマイクロアレイにより比較・解析した(ベルギーBeeckmanらと共同研究)。その結果、細胞周期関連遺伝子、オーキシン代謝や輸送に関わる遺伝子がslrで抑制されていることがわかった。
2、側根形成に関わるクロマチンリモデリング因子SSL2/CHR6の解析
(1)ssl2 arf7 arf19三重変異体とssl2 slr arf7 arf19四重変異体の作出と解析を行った結果、ssl2変異がarf7 arf19二重変異体の側根形成能を回復させないこと、およびssl2 slr二重変異体の側根形成能がARF7、ARF19に依存することが明らかとなった。したがってSSL2は側根形成を促進するARF7、ARF19の直接の標的遺伝子の発現に関わると考えられる。
(2)slrとssl2 slr変異体を用いたマイクロアレイ解析を行い、ssl2変異による側根形成の回復に伴って発現する遺伝子群を複数同定した。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004 2003 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 産業財産権 (1件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] オーキシンの信号伝達2004

    • 著者名/発表者名
      深城英弘
    • 雑誌名

      細胞工学別冊 植物細胞工学シリーズ「新版植物ホルモンの信号伝達」 20

      ページ: 39-51

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [産業財産権] 側根形成を阻害する突然変異を維持するタンパク質とそれをコードする遺伝子2003

    • 発明者名
      田坂 昌生, 深城 英弘
    • 権利者名
      奈良先端科学技術大学院大学
    • 産業財産権番号
      2003-147765
    • 出願年月日
      2003-05-26
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] 深城 英弘: "オーキシンの信号伝達"細胞工学別冊植物細胞工学シリーズ「新版 植物ホルモンの信号伝達」. 20(印刷中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2018-03-28  

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