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体温では折り畳み不能なコラーゲンの生合成を実現する小胞体シャペロンシステム

研究課題

研究課題/領域番号 15032238
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関新潟薬科大学 (2004)
徳島大学 (2003)

研究代表者

小出 隆規  新潟薬科大学, 薬学部, 助教授 (70322253)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードコラーゲン / 分子シャペロン / 蛋白質 / ペプチド / 小胞体
研究概要

1.光架橋性官能基を有するコラーゲンモデルペプチドを用いたprotein-footprintによるHSP47のコラーゲン認識機構の解析
光架橋性アミノ酸残基(Bpa)を導入したコラーゲンモデルペプチドと精製したHSP47とを混合し、紫外線照射によりクロスリンクした。クロスリンク体の酵素消化断片の構造解析により、HSP47タンパク質上のコラーゲン結合部位をある程度絞り込むことができた。すなわち、HSP47のコラーゲン結合部位は、HSP47にひとつ存在するシステイン残基とは反対側の側面に位置することがわかった。また、3個のBpa残基を導入した3量体型コラーゲンモデルペプチドとHSP47とのクロスリンク実験の結果から、複数のHSP47分子が細いコラーゲントリプルヘリックスを取り囲むように結合するという、新たな複合体モデルが導かれた。
2.HSP47のシャペロン機能を証明する検出システムの開発
HSP47がコラーゲントリプルヘリックス構造の形成を直接促進するシャペロンであるか否かを検証するためには、HSP47共存下においてトリプルヘリックス形成をモニタできるin vitoのシステムを開発する必要がある。本研究では、末端に2個のシステイン残基を有するコラーゲンモデルペプチドが、トリプルヘリックス形成に依存して、空気酸化によりジスルフィド架橋されることを見出した。ジスルフィド架橋されたペプチドは逆相HPLCを用いて容易に分離・定量できるため、HSP47のシャペロン機能の解明に応用可能である。

報告書

(2件)
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 2004 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (5件)

  • [雑誌論文] Collagen biosynthesis2005

    • 著者名/発表者名
      Takaki Koide
    • 雑誌名

      Topics in Current Chemistry (印刷中)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] プロコラーゲンの構造形成を実現する分子シャペロンHsp472004

    • 著者名/発表者名
      小出隆規
    • 雑誌名

      蛋白質核酸酵素 増刊号「細胞における蛋白質の一生」 49

      ページ: 870-874

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [文献書誌] Norihisa Yasui: "Collagen-protein interaction mapped by phototriggered thiol introduction"Journal of the American Chemical Society. 125・51. 15728-15729 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Takaki Koide: "Synthesis of heterotrimeric collagen models containing Arg residues in Y-positions and their conformational stability"Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters. 14・1. 125-128 (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Takaki Koide: "A photoaffinity scanning system to investigate the client-binding of the collagen-specific chaperone HSP47"Biomolecular Chemistry - A Bridge for the Future -. 218-221 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] Takaki Koide: "Interaction of HSP47 with heterotrimeric collagen mimetics"Peptide Science 2003. (印刷中). (2004)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] 小出隆規: "プロコラーゲンの構造形成を実現する分子シャペロンHsp47"蛋白質 核酸 酵素 増刊号 「細胞における蛋白質の一生」. (印刷中).

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2018-03-28  

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