研究課題/領域番号 |
15039218
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
生田 宏一 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (90193177)
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研究分担者 |
真木 一茂 京都大学, ウイルス研究所, 講師 (10311424)
上田 正道 京都大学, ウイルス研究所, 助手 (50115797)
李 海天 京都大学, ウイルス研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | サイトカインレセプター / インターロイキン7 / T細胞 / T細胞抗原受容体 / 転写 / グルココルチコイド |
研究概要 |
リンパ系前駆細胞の生成過程におけるIL-7Rの機能を明らかにするために、IL-7Rの発現制御機構を解析した。まず、マウスIL-7Rα鎖遺伝子のプロモーター領域を解析した。まず、翻訳開始点の上流46bpから130bpの問の複数の箇所から、転写が開始することを確認した。マウスとヒトの配列を比較すると、転写開始点の上流200bpの領域が高度に保存されており、造血細胞やリンパ系前駆細胞の発生に重要な働きをしているIkaros、PU.1、Runxの結合モチーフが存在した。さらに、プロモーターの上流約3.6kbに高度に保存された270bpの領域が存在し、この中にグルココルチコイド受容体(GR)の結合モチーフがあった。 次に、レポーター法により転写活性化能を解析した。プロモーター領域をレポーター遺伝子に連結し未熟T細胞株KKFに導入すると、特異的な転写が検出された。この時、PU.1モチーフを破壊すると90%、Runxモチーフを破壊すると30%の活性が失われた。さらに、GRモチーフを含む上流領域を加えると、グルココルチコイドによる転写の増幅が見られ、GRモチーフを破壊したものでは増幅が消失した。また、グルココルチコイド刺激によりGRがモチーフに結合することを、ゲルシフト法とクロマチン免疫沈降法により確認した。 以上の結果から、IL-7Rα鎖遺伝子のプロモーター活性において、PU.1とRunxのモチーフが重要な働きをしていることが明らかとなった。さらに、GRが、上流に存在するグルココルチコイド応答性領域に結合し、プロモーターからの転写を増幅することが示された。
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