研究課題/領域番号 |
15039232
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
安藤 潔 東海大学, 医学部, 助教授 (70176014)
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研究分担者 |
川田 浩志 東海大学, 医学部, 講師 (20276801)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 骨髄多能性幹細胞 / 免疫不全マウス / 骨髄内移植法 |
研究概要 |
近年、骨髄由来の細胞が神経、筋、肝、消化管上皮など血液以外の様々な系譜lineageの細胞に分化することがマウスのみならずヒトでも報告されており注目を集めている。しかしながらこれらの現象が骨髄内のどの細胞によりもたらされているのかは不明である。現状でこの現象の解釈としては、(1)各種組織特異的幹細胞が骨髄に存在する、(2)骨髄に多数存在する造血幹細胞が可塑性を示して他の組織細胞に分化転換する、(3)多能性幹細胞が骨髄に存在する、という3つの可能性がある。われわれは本申請課題において上記の(3)の可能性を追求するためにヒトおよびマウスの骨髄多能性幹細胞について期間内に以下の具体的目標を設定し2004年度は以下の成果を得た。 1 マウス骨髄多能性幹細胞の分化能を個体内で測定するモデルシステムの開発 個体内で多能性幹細胞分化を測定するためには効率の良い移植法の開発が必須である。マウス間葉系幹細胞がG-CSFにより骨髄より末梢へ動員され、心筋梗塞後の心筋再生に関与することを示した(Blood 104,3581-3587,2004)。 2 遺伝子マーキングされたマウス骨髄多能性幹細胞の生体内での動態 日本人ドナーよりヒト骨髄多能性幹細胞をレトロウィルスベクターを用いて遺伝子マーキングしてNOD/SCIDマウスに移植し肝細胞への分化を示した(論文投稿中)。
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