研究課題/領域番号 |
15071204
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 (2004-2007) 名古屋大学 (2003) |
研究代表者 |
長田 哲也 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80208016)
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研究分担者 |
佐藤 修二 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50025483)
川田 光伸 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 講師 (50280558)
栗田 光樹夫 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教 (20419427)
片坐 宏一 (片座 宏一) 宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部, 准教授 (70242097)
岡本 美子 茨城大学, 理学部, 助教 (10343469)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
144,000千円 (直接経費: 144,000千円)
2007年度: 18,500千円 (直接経費: 18,500千円)
2006年度: 18,100千円 (直接経費: 18,100千円)
2005年度: 27,800千円 (直接経費: 27,800千円)
2004年度: 36,600千円 (直接経費: 36,600千円)
2003年度: 43,000千円 (直接経費: 43,000千円)
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キーワード | 光学赤外線天文学 / 中間赤外線 / 水素分子 / 星間物質 / ファブリペロ分光器 / ピエゾ素子 |
研究概要 |
ファブリペロ分光器の製作を行なった。ファブリペロの駆動系を製作し、試験した。真空容器(クライオスタット)に収め、駆動実験を行なった。一方、銀河系中心部など、水素分子輝線の検出ができそうな傾城に対して赤外線観測を行ない、星間空間の物質や磁場の情報を得た。 [ファブリペロ分光器の製作・試験]ファブリペロのエタロン(光学薄膜)の間隔を調整し高精度に駆動するために、極低温作動可能なピエゾ素子を使った装置を新たに設計製作し、信頼性の高い駆動部分とした。クライオスタットに組み込んで低温実験を行なった後、室温でレーザー光干渉を用いて間隔の測定と、その測定値をフィードバックしての精密駆動を行なった。エタロン駆動系全体として121Hzの固有振動があるものの、170nm以内のアクチュエータ駆動精度と、エタロンの平面度として端で100nm以内の精度を達成した。この結果は院生の修士論文としてまとめた。 [中間赤外線アレイ読み出し回路の試験]中間赤外線アレイ検出器の低ノイズ読み出し回路を製作し、試験した。計算機側には、汎用のボードを用いて信頼度の高いデジタル回路を使用し、これによって、メンテナンスの容易さに優れたものが完成した。マルチプレクサを用いた撮像試験で、低ノイズで可視光の画像を取得した。日本天文学会の年会で発表した。 [水素分子輝線の予想される簡域の観測]銀河系中心部など高いガス温度が測定されている領域や、興味深い星形成傾城の天体に対して近赤外線観測を行なった。これには南アフリカ天文台のIRSF望遠鏡を主に使用した。査読付の学術誌に発表した。
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