研究課題/領域番号 |
15080213
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東北大学 (2004-2007) 大阪府立母子保健総合医療センター研究所 (2003) |
研究代表者 |
松居 靖久 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (40241575)
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研究分担者 |
林 克彦 大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 病因病態部門, 研究員 (20287486)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
128,600千円 (直接経費: 128,600千円)
2007年度: 25,900千円 (直接経費: 25,900千円)
2006年度: 26,200千円 (直接経費: 26,200千円)
2005年度: 25,500千円 (直接経費: 25,500千円)
2004年度: 25,500千円 (直接経費: 25,500千円)
2003年度: 25,500千円 (直接経費: 25,500千円)
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キーワード | 始原生殖細胞 / DNAメチル化 / 転写制御 / トランスジェニックマウス / mil-1 / ES細胞 / GFP / Oct-3 / 4 / ノックアウトマウス / 生殖細胞 / 遺伝子 / 細胞分化 / 減数分裂 / ヒストンメチルトランスフェラーゼ / DNAマイクロアレイ / インターフェロン誘導性膜蛋白質 / 転写因子 |
研究概要 |
本研究では、マウス始原生殖細胞の分化運命が決定される過程を制御する分子カスケードを明らかにし体細胞と生殖細胞の本質的な違いを最初に生み出す機構を解明することを目的とする。そのためこれまでに前駆細胞の時期から始原生殖細胞で特異的に発現するmil-1遺伝子を単離した。次に、この遺伝子の近傍領域にGFP遺伝子をつないだものでトランスジェニックマウスを作成し、始原生殖細胞での特異的な発現には、転写開始点から上流3kbpまでの領域が必要であることを明らかにした。 これらの結果をふまえて本年度は、始原生殖細胞と胎仔生殖巣体細胞を用いて、この発現制御領域のDNAメチル化の差異をバイサルフェート法で調べ、始原生殖細胞ではほぼ完全に脱メチル化状態であるのに対して、体細胞では高メチル化状態になっていることがわかった。次にDNAのメチル化とmil-1遺伝子の発現制御との関連を明らかにするために、mil-1遺伝子を弱く発現している未分化ES細胞を、DNAを脱メチル化する作用のある5アザシチジン存在下で培養したところ、mil-1遺伝子の発現上昇と制御領域の脱メチル化が確認された。さらに発現制御領域にルシフェラーゼ遺伝子をつないだレポーターベクターをin vitroでメチル化したものと、脱メチル化状態のものをES細胞に導入し培養後にルシフェラーゼ活性を調べたところ、脱メチル化によりレポーター活性の上昇が見られた。これらの結果から、mil-1遺伝子の始原生殖細胞特的な発現制御には制御領域のDNAのメチル化が重要な役割を果たしていることが示唆された。
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