研究分担者 |
安達 泰治 京都大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40243323)
松本 健郎 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30209639)
牛田 多加志 東京大学, 大学院・医学研究科, 教授 (50323522)
田中 正夫 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (40163571)
大橋 俊朗 東北大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30270812)
濱西 伸治 東北大学, 助手 (00374968)
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配分額 *注記 |
21,700千円 (直接経費: 21,700千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2005年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2004年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2003年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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研究概要 |
本研究では平成15年度から18年度まで実施した特定領域研究「マイクロ・ナノバイオメカニクスの開拓」の成果を学術図書として取りまとめた.本特定領域研究の目的を以下に記す.生命現象の本質的な多様性は,遺伝子のみではなく,細胞をめぐるマイクロあるいはナノスケールの構造と遺伝情報との相互作用によって担われており,その中でも,力学的相互作用の意義は極めて大きい.従って,力学的環境と生命機能の関係を解明することができれば,細胞及び組織の構造と機能をコントロールする手段を見いだせる可能性が高い.また,これを用いることによって,必要な構造と機能をもつ細胞と組織を創成することが可能となる.そこで,力学を基礎とし,マイクロ領域である細胞レベル及びナノ領域である生体高分子や細胞内小器官レベルの力学現象を解明し,これに基づいて人工材料の新たな設計指針の開発と創製を行うと共に,生命体の機能と構造を創成ないし再構成する技術を開発してきた.日本の生体工学・バイオメカニクス研究を牽引する研究者を各計画研究の代表者として集め,バイオメカニクス的視点を強く打ち出し,細胞や生体組織の再構築との関連性ならびに基礎科学から臨床応用までの広い視点をもった研究を展開し,世界一級の成果を上げて来たので,これら成果を取りまとめた.具体的には以下を行った. 1. 第10回全体会議(平成19年10月,東京)ならびに第11回全体会議,(平成20年1月,東京)を開催し,研究グループの研究成果に関する情報交換を行った. 2. 本領域の4つの班毎に,研究成果を取りまとめた. 3. 4班の成果を統合し,全体にわたった構成を4班の代表者4名により取りまとめた. 4. 出版社との打ち合わせを行い,全体の原稿を完成した. 5. 印刷原稿の校正を各研究代表者が行った. 6. 印刷製本を業者に委託し,学術図書を完成させ,研究成果を広く公開した.
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