| 研究課題/領域番号 |
15087209
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| 研究種目 |
特定領域研究
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 審査区分 |
理工系
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| 研究機関 | 大阪市立大学 |
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研究代表者 |
工位 武治 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 特任教授 (10117955)
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| 研究分担者 |
佐藤 和信 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (90264796)
塩見 大輔 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 助教授 (40260799)
豊田 和男 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 講師 (60347482)
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| 研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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| 研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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| 配分額 *注記 |
28,800千円 (直接経費: 28,800千円)
2006年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
2005年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
2004年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
2003年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
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| キーワード | 磁性 / スピンエレクトロニクス / 原子分子処理 / 量子細線 / 微小共振器 / 量子コンピューティング / 量子情報処理 |
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| 研究概要 |
課題A(超格子強磁性薄膜系量子細線のスピニクス)、D(Aの非線形現象)では、特に平成17-18年度はB-1単分子有機超常磁性体(本課題B)モデル分子系として強スビン分極型のoligoporphyrin高スピン分子の単一分子のナノ磁気機能を明らかにするために、常磁性金属ポルフィリンの磁気テンソルについて量子化学計算の様々な近似法の妥当性を、我々の実験結果を参照して精力的に検証した。弱い交換相互作用で結合された共役・非共役オリゴ系の交換相互作用の解明は、量子化学的のみならず分子スピンを量子ビットとして用いる量子コンピュータ系としても重要な情報であるが、分子サイズが大きすぎるために完成には至らなかった。また、課題Bでは、最終年度も、有機分子固有の単分子磁石の性質を解明することを目指して、単一分子の電子スビン共鳴法を開発するために、室温にて強磁性量子細線系信号の検出を試みた。ミクロンサイズの磁気双極子型スピン定在波モデル系について、多体系磁気双極子1次元配列格子系について、Pant理論による理論計算を行い、実験値のD, Eと比較した結果、良い一致を得た。(B)においては、(2)単分子系電子磁気共鳴法に適用できる単分子STMの開発も検討した。信号強度の点から、量子細線系について、マイクロ波を印可しない状態でのAFM信号の検出を初めて成功した。
平成16-18年度では、ヘテロ、及びホモスピン分子集積系の単位を数種類合成し、分子スピニクスの新たな応用としての量子情報処理・量子コンピユータに関する実験を実施し、ブロッホ空間内での電子スピンの位相制御法を初めて確立した。さらに、複雑な量子絡み合い状態を実現する、電子スピン-核スピン気共鳴パルス実験を行い、電子スピン固有のスピノール性を顕に検出することに初めて成功した。また、複数の電子スピンを量子ビットとする分子スピン系として、最も簡単な2電子弱交換相互作用系(単結晶アンサンブル系)を初めて合成した。
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