研究課題/領域番号 |
15100004
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
感性情報学・ソフトコンピューティング
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
加藤 俊一 中央大学, 理工学部, 教授 (50297107)
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研究分担者 |
坂根 茂幸 中央大学, 理工学部, 教授 (10276694)
庄司 裕子 中央大学, 理工学部, 助教授 (30286174)
梅田 和昇 中央大学, 理工学部, 助教授 (10266273)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
63,830千円 (直接経費: 49,100千円、間接経費: 14,730千円)
2006年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2005年度: 16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2004年度: 15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2003年度: 16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
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キーワード | 感性の工学的モデル化 / マルチモーダル / 電脳空間 / ユビキタス空間 / モバイル空間 / 状況認識 / 感性モデル / 知覚感性 / 画像検索 / 類似検索 / 強化現実空間 / 行動抽出 / オントロジー感性 / 人物抽出 / コントラスト特徴 |
研究概要 |
本研究では、五感(視覚、聴覚、触覚・力覚、嗅覚、味覚)を対象に、人間の知覚や表出における感性情報処理の統合的なモデルを構築すると共に、五感に関する情報をデータベース化し、これを情報提供サービスなどに利用するための技術開発を進めることを目的とした。 本研究ではこれらの研究課題を相互に連携させて進めた。 1.複合感性のモデル化と情報処理方式 複合感性のモデルとして、五感に対応した感覚のチャネルが並行して複数存在(マルチメディア)するモデル化の枠組みにとどまらず、感覚のチャネル間での相互作用、知覚と表出の間の相互作用、時間や状況に依存した現象(マルチモーダル)をも含んだモデル化の枠組みの実現に取り組んだ。多感覚としては、視覚、聴覚とその組み合わせを中心に取り組み、視覚優位等での個人性に関する知見を得た。 2.複合感性に適したヒューマンインタフェース構成方式 モバイル系ネットとユビキタス系ネットの融合や、多視点カメラや多感覚情報提示装置などの系統的な配置を統合して、日常生活の空聞(実空間)自身を、人間の自然な行動を中断させることなく感性的にインタラクションできる強化現実空間として実現した。マクロ・ミクロの観測視点を組み合わせたメゾ視点の構成法と、これを利用した個人の行動履歴の取得法、能動的な情報提示と、それに対する間接的な意思表示を利用した間接的インタラクション法などの手法を実現し、その有効性を示した。 3.感性的な設計支援方式 複合感性の計測技術、モデル化技術の精度と有効性を実証的に評価すると共に、これら技術により構築した複合感性データベースの有用性を評価するため、複合感性検索の手法とその応用技術を開発した。ウェッブページのデザインを共同作業を行う上で感性モデルの共有・シミュレーションなどにより、感性的な特徴の相互理解を進めながら、「共創」を目指すシステムを試作し、評価した。
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