研究課題/領域番号 |
15105004
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
新海 征治 九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (20038045)
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研究分担者 |
佐田 和己 九州大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (80225911)
竹内 正之 独立行政法人物質・材料研究機構, ナノ有機センター, グループリーダー (70264083)
藤田 典史 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教 (10346819)
新森 英之 (新森 秀之) 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 准教授 (40311740)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
112,060千円 (直接経費: 86,200千円、間接経費: 25,860千円)
2007年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2006年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2005年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2004年度: 31,850千円 (直接経費: 24,500千円、間接経費: 7,350千円)
2003年度: 34,970千円 (直接経費: 26,900千円、間接経費: 8,070千円)
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キーワード | 分子集合体 / ゾル-ゲル反応 / シリカゲル / カーボンナノチューブ / 水素結合 / π電子系 / 自己集合 / ナノワイヤ / 有機 / 無機複合材料 / 分子認識 / 電子材料 / 遷移金属錯体 / ポリジアセチレン / 電界電子放出 / 有効共役長 / 有機・無機複合材料 / シリカ / 蛍光 / 色素 / 導電性 / ポルフィリン / DNA / サーモクロミズム / 遷移金属 / 低分子ゲル / フラーレン / 刺激応答性 |
研究概要 |
5年間の研究期間はゾル-ゲル分子転写のための機能性鋳型分子の選定と開発、ゾル-ゲル反応を実行することによる無機-有機複合材料の開発、作製した材料の物性評価、そして得られた物性評価データから材料開発へのフィードバックと、段階的に構成した。具体的には、機能性有機化合物を基体としたゾル-ゲル転写プロセスに適する鋳型子・集合体の開発を目的として、電気化学的・光化学的に興味深いポルフィリンやトリフェニレンなどの芳香族系分子を母核としてアミドやウレアユニットを水素結合部位とした一次元集積構造、ある種のジブロックコポリマーや膜形成化合物が表面・界面で形成する二次元周期構造、金属イオンを取り込むホスト骨格を有するゲル化剤の開発をおこなった。ゲル化剤分子の配列パターンの理解が、ゲル形成時に生成する三次元ネットワーク構造生成に重要な情報を与えるため、各種分光分析やX線を用いて得られる構造情報を手がかりに分子設計を進めた。カーボンナノチューブやフラーレンなどの炭素クラスター類も機能性鋳型分子として取り上げた。その後、上記の有機鋳型に対し、適切なゾル-ゲル反応の条件を探索した。表面選択的に適切な厚みで被覆するため、酸・塩基触媒の選択などの反応条件の選択により慎重に有機物と無機物界面の接合を行い、各次元の有機-無機複合体形成を達成する。これらの確認はTEM、SEM、SPMを用いて行った。DNAなどの生体材料をとりあげ、シリカ中への固定化にも挑戦し生体情報の化石化を実現した。
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