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細胞の極性・遊走を制御する分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15107004
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関名古屋大学

研究代表者

貝淵 弘三  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00169377)

研究分担者 天野 睦紀  名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (90304170)
研究期間 (年度) 2003 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
23,400千円 (直接経費: 18,000千円、間接経費: 5,400千円)
2003年度: 23,400千円 (直接経費: 18,000千円、間接経費: 5,400千円)
キーワード極性形成 / 神経 / 細胞骨格 / 微小管 / CRMP-2 / Numb / 軸索伸長 / エンドサイトーシス
研究概要

神経突起の伸長には細胞骨格の再構築と共に膜輸送が重要な役割を果たしていると考えられている。軸索伸長におけるアクチンフィラメントや微小管などの細胞骨格再構築の重要性はよく知られているが、膜輸送の重要性およびその制御機構はほとんど明らかになっていない。我々は培養海馬神経細胞においてcollapsin response mediator protein-2(CRMP-2)が微小管の構成分子tubulinと結合し微小管の重合を促進すること、CRMP-2の微小管重合能が軸索伸長に必要であることを明らかにしてきた。本研究ではCRMP-2が、クラスリン依存的エンドサイトーシスに関与するNumbと結合し、Numbを介したエンドサイトーシスを制御することで軸索伸長に関与する事を明らかとした。Numbと結合するCRMP-2のフラグメントはNumbの局在異常を引き起こし、エンドサイトーシスを阻害した。神経細胞においてCRMP-2とNumbは軸索先端の成長円錐において共局在を示した。また、我々はNumbが神経細胞接着分子L1と結合し、成長円錐におけるL1のrecyclingに関与する事を明らかにした。
CRMP-2のNumb結合フラグメントおよびCRMP-2のknockdownはL1のエンドサイトーシスを阻害し、軸索伸長を阻害した。以上の結果より、CRMP-2は微小管重合促進だけではなく、Numbを介したL1などのエンドサイトーシスおよび膜輸送にも関与することで、軸索伸長を制御していると考えられる。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nishimura T: "CRMP-2 regulates polarized Numb-mediated endocytosis for axon growth"Nature Cell Biology. 5・9. 819-826 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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