研究課題/領域番号 |
15200011
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堀 浩一 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40173611)
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研究分担者 |
赤石 美奈 (明石 美奈) 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (60273166)
田中 克明 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (80376657)
中小路 久美代 東京大学, 先端科学技術研究センター, 産学官連携研究員(特任教授) (00345133)
庄司 裕子 中央大学, 理工学部, 助教授 (30286174)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2006年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2005年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2004年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2003年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
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キーワード | 創造活動支援 / 知識表現の液状化 / 知識表現の結晶化 / 知識の動的再構成 / 人工知能 / 設計支援 / 知識の構造化 / 知識創造支援 / 文脈依存性 / 創造活動支援システム / 知識マネジメント / HCI / ヒューマンコンピュータインタラクション / インタラクションデザイン / 知能情報処理 / 知識処理 / インラクションデザイン |
研究概要 |
筆者らは、創造活動を支援するためには、情報を動的に構造化するための理論とシステムが必要であると考え、この研究を開始した。 平成15年度から18年度の4年間の研究において明らかになったことは、情報を動的に構造化するためには、構造化の前に、既存の情報の構造を分解するというプロセスが必要であり、その分解のプロセスのほうが、構造化のプロセスよりも多くの困難な問題を抱えている、ということである。これは、研究の開始当初においてはあまり意識していないことであった。従来からの研究のほとんどは、構造化のプロセスのみに重点を置いており、分解のプロセスの重要性には気づいていなかったと言ってよいであろう。 筆者らは、分解のプロセスと構造化のプロセスの両方が必要であることを陽に示すために、それらのプロセスを知識の液状化と結晶化のプロセスと呼ぶことを提案し、両方のプロセスに関る理論と支援システムの研究に取り組んだ。 本研究において、知識の液状化と結晶化に関する理論的な枠組みの最初のものを提案することができ、また、それらのプロセスを支援するためのいくつかのシステムを実装し実験を行うことができた。 液状化の理論においては、表現を単に分解しただけでは駄目で、将来の結合可能性を示す結合の手をいかに与えるかが重要な問題であるということを、形式化して示した。結晶化の理論としては、液状化された表現の空間の固有空間の利用法などに関する形式的な理論を与えた。 応用システムとしては、人工衛星の設計に関る知識を例題として、人工衛星設計の過程において残されたドキュメントを液状化し、それを再結晶化して、新しい知識表現を得る、という実験を行った。
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