研究分担者 |
根本 彰 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90172759)
小田 光宏 青山学院大学, 文学部, 教授 (00185604)
戸田 愼一 東洋大学, 社会学部, 教授 (10183493)
永田 治樹 筑波大学, 大学院・情報メディア研究科, 教授 (40124200)
三輪 眞木子 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90333541)
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配分額 *注記 |
31,590千円 (直接経費: 24,300千円、間接経費: 7,290千円)
2005年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2004年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2003年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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研究概要 |
本研究は,大学,教育,情報環境の変化に対し,日本の図書館情報学教育の現状を実証的に明らかにし,さらに,そうした調査に基づいて,課題を示しその解決を図ることを目的としている。 研究分担者,研究協力者併せて約30名からなる研究メンバーは,8回にわたる全体会議,合宿における討議を行い,さらに,図書館情報学教育,公共図書館,大学図書館,学校図書館の各グループに分かれて調査研究を進めた。 図書館情報学教育班は,図書館情報学の教育を行っている機関と教育担当者への悉皆調査を行い,大学図書館も日本の大学図書館を対象とした悉皆調査を実施した。公共図書館班は,175館(自治体)を対象に郵送調査を行い,1,200名以上からの回答を得ている。学校図書館班は,日本全国の私立・公立・国立の小・中・高等学校の中から無作為抽出した1,042校を対象に郵送調査を実施している。また,調査の過程で40名以上の専門家や実務者の方々に面接調査を行い,20機関への訪問調査を行った。また,大学図書館班や学校図書館班では,フォーカスグループインタビューも導入した。3年間に5回のシンポジウムを開き,成果の検討と普及に努め,さらに,10回の研究会を開いた。特に,アジアを中心に海外の図書館情報学教育の専門家を招聘し,研究会を開催して,相互の理解に務めた。 その結果,教授内容と科目に関する実態調査に基づき,図書館情報学の新しいカリキュラム案を提案し,さらに検定試験の導入を提言した。
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