研究課題/領域番号 |
15200049
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大平 充宣 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50185378)
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研究分担者 |
河野 史倫 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90346156)
大海 忍 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (20160046)
OHIRA Yoshinobu Graduate School of Medicine, Osaka University, Professor (50185378)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
50,440千円 (直接経費: 38,800千円、間接経費: 11,640千円)
2006年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2005年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2004年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2003年度: 20,540千円 (直接経費: 15,800千円、間接経費: 4,740千円)
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キーワード | 骨格筋 / 免疫機能 / プロテオミクス / 再生 / プロテオーム / 障害 / 老化 / 回復 / タンパク質 / 遺伝子 / 衛星細胞 |
研究概要 |
長期間のギプスによる関節固定やベッドレスト、宇宙飛行による無重力環境暴露、または神経や筋切断などの障害等による筋収縮活動の抑制、あるいは老化に起因した神経・筋の形態的・機能的退化に関する報告は、国内外に枚挙のいとまがない。このような現象は、日常生活におけるquality of life(QOL)に顕著な抑制をもたらす。従って、発育抑制や不慮の事故等に起因した神経・筋機能等の低下を回復する処方の解明は必須であるが、未だにその詳細は明らかでない。そこで、筋の可塑機構における機械的刺激、温熱刺激、炎症性サイトカインであるインターロイキン6(IL-6)、マクロファージ、および衛星細胞の役割を追求した。その結果、衛星細胞が筋における形態的特性の調節機構に中心的役割を演じていることが明らかとなった。萎縮または損傷筋では、衛星細胞の数および活性が低下しており、逆に筋の再生にはこれらの回復が必須であるという結果も得られた。さらに、衛星細胞の数および活性は、機械的刺激、温熱刺激、IL-6やマクロファージの影響を受けて変化し、機械的負荷によって特異的に誘導される細胞内シグナルの活性化、温熱刺激およびIL-6シグナル阻害等は、衛星細胞が関与した筋再生の促進に有効な手段となることが示唆された。また、抗重力活動の除去に伴う発育抑制やその後の回復に伴うラットヒラメ筋における遺伝子およびタンパク質発現パターンは、必ずしも一致しないという結果も得られた。
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