研究課題/領域番号 |
15200052
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生活科学一般
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
宮野 道雄 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (00183640)
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研究分担者 |
谷 直樹 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (40159025)
曽根 良昭 (曾根 良昭) 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (60145802)
小西 洋太郎 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (70116812)
岡田 進一 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 助教授 (20291601)
要田 洋江 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 助教授 (90117987)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
43,030千円 (直接経費: 33,100千円、間接経費: 9,930千円)
2006年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2005年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2004年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2003年度: 16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
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キーワード | 高齢者 / 自立 / 地域生活 / 支援システム / 生活科学 / 健康 / 環境 / 福祉 |
研究概要 |
本研究では、研究組織全体を当該研究科である生活科学研究科の3つのキーワードに基づいて健康・環境・福祉の3グループに分け、それらの研究を統合することにより、高齢者の自立を実現するための地域支援システムのあり方を平成15年から18年の4年計画で検討してきた。以下に最終的な研究成果についてまとめて述べる。まず、健康系では高齢者に適した新しい食材・食品成分素材の開発に関する研究を行なった。また、食品の老化制御効果と感染抵抗性に与える影響を、線虫を用いて検討する実験系を開発した。すなわち、線虫にプロバイオティクスとしての機能が期待されている各種乳酸菌を給餌したところ、明瞭な寿命延長効果と生体防御機能の賦活効果が認められた。乳酸菌の作用機序を探るため、線虫の各種変異株を用いて乳酸菌の効果を検証したところ、乳酸菌はTOLL-Like reporterからp38MARK経路を介して生体防御を賦活している可能性が示唆された。つぎに環境系では、伝統的な住空間における高齢者のストレス軽減度測定のための予備的な実験を行ない、主観調査との相関性が確認された。また、高齢者が地域内で環境適応するプロセスを実験的に再現し、どのような街路環境が望ましいかを明らかにすることを目的として、代表的な3つのケースの比較を行なった。さらに、福祉系ではソーシャルワークの観点から、高齢者が環境に働きかける「主体的適応力」の形成における本人の主体性との関わりについて検討した。また、大都市高齢者の社会活動の実態を把握し、このような高齢者は外出する機会が減り、閉じこもりを引き起こしやすい環境にあることが明らかとなった。また、地域におけるサポート・ネットワークも脆弱であるため、既存の社会資源を活用した地域力強化を行なうか、NPOなどの活動を促進し地域ネットワークを再構築することなどが求められる。
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