研究課題/領域番号 |
15201037
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山品 元 京都大学, 工学研究科, 教授 (20026149)
|
研究分担者 |
水山 元 京都大学, 工学研究科, 講師 (40252473)
久保 崇 (株)デンソー, 生産技術部・研究職
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
29,380千円 (直接経費: 22,600千円、間接経費: 6,780千円)
2005年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2004年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2003年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
|
キーワード | コスト管理法 / コスト展開法 / 生産量変動 / キャッシュフロー / アウトソーシング / 海外生産 / 年度予算システム / コンピューター化 / コスト管理 / 製造コスト / 保全コスト / 間接コスト / 直接コスト / 資本効率 / 機会損失 / 品質コスト / 最適寿命 / 最適検査方式 |
研究概要 |
(1)統合的コスト管理法を構築するにあたってその理論としてコスト展開法を開発した。このコスト展開法の主たる問題点は、コスト展開法では改善テーマの抽出まで行うが、その後の具体的なコスト削減活動への展開、そしてそのフォローアップ、また管理会計との結合が出来ていないことがある。改善活動は限られた期間、限られた人材、限られた予算のもとで行うことになるため、全ての改善テーマを一度に実施することは難しい。また、それぞれの改善テーマには、いくつかの段階があり、それぞれの段階によって、必要な期間、必要な人材、必要な投資額は異なる。段階によって異なる期間制約、人材制約、予算制約の条件を考慮した上でのスケジューリング問題は、既存のスケジューリング手法をそのまま適用するだけでは解決することは難しい。したがって、これらの条件を包括した、新しい改善活動スケジューリング手法を開発することが求められていた。これらについてはF行列、G行列を導入することで解決した。 (2)そして生産システム+ロジスティック・システムのコスト管理法を展開し、((株))デンソー、FIAT AUTO社にて適用した。 (3)生産量変動、生産打ち切り時期の変動を考慮して、キャッシュフローの考え方を取り入れたコスト展開法を開発した。 (4)アウトソーシング、海外生産を含めた場合のリスクをも取り入れたキャッシュフロー分析法を展開し、アセロール社にて導入した。 (5)会計学との整合性を図った統合的コスト管理法を開発し、イギリスBPB社にて適用した。BPB社では、財務担当理事が一週間のコスト管理法コースを開いて普及にあたっている。 (6)統合的コスト管理法のコンピュータ化を図り、キャンベル・ヨーロッパ社ワークソップ工場にて導入した。 (7)事例研究として、巨大工場を対象として、FIAT AUTO社を選び、統合的コスト展開法を展開した。
|