研究課題/領域番号 |
15201050
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
資源保全学
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研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
小西 達夫 独立行政法人 国立科学博物館, 筑波実験植物園, 園長 (70161958)
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研究分担者 |
松本 定 独立行政法人 国立科学博物館, 筑波実験植物園, 主任研究官 (80132695)
岩科 司 独立行政法人 国立科学博物館, 筑波実験植物園, 主任研究官 (30151731)
遊川 知久 (遊川 友久) 独立行政法人 国立科学博物館, 筑波実験植物園, 主任研究官 (50280524)
國府方 吾郎 (國府方 吾朗) 独立行政法人 国立科学博物館, 筑波実験植物園, 研究官 (40300686)
田中 法生 独立行政法人 国立科学博物館, 筑波実験植物園, 研究官 (10311143)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
27,170千円 (直接経費: 20,900千円、間接経費: 6,270千円)
2005年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2004年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2003年度: 17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
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キーワード | 絶滅危惧種 / 植物化学成分 / 保全 / 繁殖 / ゲノム情報 / 染色体 / 標本 / DNA / 種子 |
研究概要 |
我が国の植物園における日本産絶滅危惧種の保全システムを確立するために、絶滅危惧種の日本植物園協会に所属する植物園における保有状況、さらには絶滅危惧植物における分子系統学、成分化学、細胞遺伝学、生態学的知見を得た。 本調査によって、日本の植物園における絶滅危惧植物の保有状況を調査したところ、全1,835種の日本の絶滅危惧植物に対して、695種(約38%)が保有されていることなどが判明した。これらのデータは今後の植物園における絶滅危惧植物の保全に対して有益な資料となると思われる。さらに、絶滅危惧種の分類、分布、生態、生殖生理などに関する文献情報のデータベース化を進めるために、これらに関連する文献を収集した。 これとは別に、これまでほとんど報告のなかった絶滅危惧植物の各種特性に関する情報を得る研究も行われた。対象となったのはオゼソウ、センカクカンアオイやタマノカンアオイなどのカンアオイ類、キタダケソウ、フガクスズムシソウなどの各種ラン類、カワツルモなどで、今回の研究によってDNAやなどを指標とした分子系統学的知見、フラボノイドを中心としたポリフェノール類の化学成分の組成、染色体数や核型などの細胞遺伝学的データおよび生態学的データなどの知見を得ることができた。 本研究で得られたこれらの成果は、研究分担者によって、国内外の複数の科学雑誌に論文として発表されたが、これと平行して出版物「日本の植物園における生物多様性保全」としてバノイリンガルで、筑波実験植物園、日本植物園協会および植物園自然保護国際機構(BGCI)と共編で出版する。
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